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次世代リーダーの誕生

売れてはじめて感じた農業のおもしろさ

「後継者不足」「農業人口の減少」。政治やメディアに溢れる常套文の喧噪を余所に、新しい経営感覚で農業ビジネスの確立を目指す若き経営者たちが確実に育ちつつある。このコーナーでは、彼ら次世代の農業をリードする若手起業家たちが、就業当時から何を思いどう経営観を確立していったかを、数回の連載の中でじっくりと語っていく。
 (農)和郷園は、若い農業者が新しい農業をめざして1998年に設立された組織。生協や外食産業など幅広い取引先をもつだけでなく、パッケージセンター、冷凍野菜工場などの施設を整え、売り手が求める商品を自ら提案し、提供してきた。

 中心となって組織を引っ張ってきたのは木内博一氏(36)。農業に夢も希望も抱いていなかった青年が、ビジネスとしての農業のあり方を見つけ、いまでは若い農業者に夢を与える存在になった。木内氏の経営手法、人を動かす経営者としての才覚は、これまで語られた「農業」の枠を超えている。和郷園のこれまでの歩みをたどりながら、木内氏が考えるこれからの農業経営のあり方を6回にわたって紹介する。

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