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特集

中古農機達人への道 読者に聞いた目利き、腕利き

言うまでもなく中古農機にはメリットとデメリットがある。メリットを十分に引き出すには耳(情報収集)、目(商品選び)、腕(整備技術)が必要だ。その道の“達人”の語る言葉には耳を傾けるべき多くの情報が含まれている。

中古農機“品薄”につき


 「現在中古農機は”品薄“である」と全国農業機械商業協同組合連合会の山田友則事務局長は見ている。

 中古のほとんどは新品購入時の下取りの形で市場に入るが、「景気低迷」「農家の高齢化と後継者不足」によって「新品農機の購買意欲が低下」し、結果中古が市場に「出回りにくい状態」が生じていると山田氏は分析している。そして同じ理由から「中古の需要」が高く、「品薄に拍車がかかる」という。

 山田氏は、この現状に、今後は使用可能でありながら倉庫に眠る農機の「発掘」や、インターネットなどを使っての「情報収集、公開」を進めていく意向を示した。

 また、「中古農機の性能(程度)に応じ正当な価格を一定の基準の下につける点である程度の成果を見た」(山田氏)中古農業機械整備・評価研修事業(農林水産省により1986年から実施)に代わる新たな取り組みが必要であるとも語る。

 中古農機の絶対数が少ないのであるから、購入に際してハズレを引かないための一層の注意が必要だ。コストを削減するために中古を選んだはずが、”安物買いの銭失い“になっては元も子もない。

 今回は中古農機を購入、維持するポイントを3つに分け、この道で経験豊富な達人農家8人に話を聞いた。


耳利き情報収集


 より良い品に巡り合うためには情報をできるだけ集めるのが肝心だ。

 熊本県でキャベツ栽培に携わる岩下青果代表の岩下義文氏は「何かいいものが入ってないか」と農機店や建材屋を回ることが「道楽」だと語る。そうやって足しげく通えば相手も自分が探しているものを理解し、様々な情報が得られるという。

 同じように業者とのコミュニケーションを大切にしているのが北海道でバレイショを栽培している玉手博章氏だ。

 玉手氏は農場を訪ねて来る営業マンを主な情報源としている。「人間だから忘れることもある。大切なのは顔を合わせるたびに自分が必要としているものを伝える粘り強さだ」と語る。

 宮城県只埜農場の只埜和臣氏も同意見だが、「正確で細かい注文」を心掛けているとつけ加える。

 目ぼしい情報がないときの方が多いが、思いがけず出物情報が舞い込むこともある。

 たとえば、玉手氏の馴染みの営業マンが、あるライスセンターで10年使用した乾燥機のモーターが焼けてしまったため、10台ある機械を入れ替えるという情報を持ってきたことがあった。

 解体、搬出を条件に無料で引き取れるというので、玉手氏はさっそく友人を集めライスセンターに向かった。しかし機械を見てみると「モーターはまったく無事で、配線が外れていただけ」だったそうである。

 ライスセンター側では新型の購入が決定していたため、当初の予定どおり友人と共に「乾燥機を無料で引き取ることができた」と玉手氏は語る。

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