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特集

中古農機達人への道 読者に聞いた目利き、腕利き


 展示会にマメに足を運ぶ」と言うのは大分県で露地野菜を栽培している江藤一幸氏。

 だパワーハローやプラウの使い手が少なかったころの話ではあるが、「実演機を格安で手に入れることができた。新品同様で20年使った」と満足げだ。

 農地の作業請負をしている高柳民雄氏(茨城県)は良い品を解体業者でよく見つけるという。

 解体業者には程度はそこそこだが、修理をすると高くつくというものが回ってくることが多い。「直す自信さえあれば、まだまだ使えるものがいっぱいある」(高柳氏)

 稼動する実物を見ていないものには絶対手を出さないというのは、福井県で水稲、バレイショを栽培する片岡仁彦氏。

 片岡氏は、面積が小さく収量の少ない土地に中古農機をあてているが、機械の購入、特に中古には「長い目を持ちたい」との考えを持つ。「いい機械」を見つけたら新品を買わず、何年でも中古に出回るのを待つ。そのために「アンテナ」は常に広げている。

 達人たちの言葉から伺えるのは、自分が必要としているものを正確に理解していること、それを得るために独自の情報ネットワークを持つこと、さらに粘り強く待つということだ。


目利き商品選び


 達人たちが商品選びで、重視していることは大きく分けて「値段」、「機械の質」、「修理することを前提とした上での機械の耐久性」の3つである。

 値段について独自の基準を持っているのは福岡県で小ノ上果樹園を経営する小ノ上喜三氏である。

 小ノ上氏は「100万円」より安い中古品(耐久性のない小物、程度の良くない農機など)には手を出さない。「市場に出ている値段には相応の意味がある。安いものには安いだけの価値しかない」というのがその考えである。

 一方、先ほどの只埜氏は始めて取引きする業者の場合、「安い品の購入」から始め、徐々に高額な商品へと取引を変えていく。「安い商品の取引で、どの程度の品物を勧めるかで信頼できる業者かを見定める」(只埜氏)というのがその理由だ。

 信頼できる相手ならば、クレームも出しやすく、メンテナンスも含め色々と頼ることができる。大きい買い物をするのはそれからでも遅くはない。

 「限定した使い方を想定しているなら多機能である必要はない。エンジンを重視している」と語るのは玉手氏。そのため機械は「冬に買う」ようにしている。極寒の地北海道の冬にエンジンがスムーズにかかるなら、その心臓部は「まず問題はない」ということだ。

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