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特集

中古農機達人への道 読者に聞いた目利き、腕利き


 一方、片岡氏は前のユーザーの「顔が見える」機械を購入の条件にしている。これは個人売買だけを指しているのではない。業者を通してであれ、前オーナーがどういう使い方をしたのかを「知りたい」と氏は語る。

 作業機にはアワーメーターはついておらず、それがついているトラクタなども「メーターを戻すことは簡単」だからだ。

 「修理を前提とした機械の耐久性」が条件というのは、江藤氏、それに岩下氏と高柳氏の3人だ。

 岩下氏は、あるときバックホーのいい中古機があるという情報を得た。実際に見てみると法面用バケットが自分の作業に対して小さい。そこで氏は容量がコンマ45の新品のバケットを取り寄せてつけ替えることを前提に購入した。さらに足回りにも別のパーツを取りつけた。

 高柳氏はメーカーが「修理が不可能」と判断し、下取らなかった機械を代わりに引き取ったことがある。フレームにひびが入っていたが、溶接し「折れを修正」して直してしまったという。

 ともあれ自分なりの購入の基準をしっかり持つということが極意であることは間違いない。


腕利き整備


 千葉県でニンジンを栽培する瀧島秀樹氏は中古農機を購入したことはほとんどないが、農機店に勤めていた経歴を持つことから、意見を聞いてみた。

 瀧島氏は「機械も人と同じように扱うように」と勧める。エンジンをかけたら水温が80度になるまで「暖気」してから動かすことと、使い終った後3分はエンジンを切らない「冷却」を行うことは必要最低限の「整備」だという。スポーツ選手にウォームアップが必要であることと同じ理屈である。

 誰にでもできることだが、それだけに忙しさから、なおざりにされてしまいやすい。小ノ上氏も同様の基本的なことを指摘する。

 小ノ上氏は「グリスアップを年に3回、1日がかりで徹底的に行う」という。またエンジンオイルや作動油はできるだけ良質なものを使う。「値段は張るが、農機を買い直す費用に比べれば安いもの」と小ノ上氏は考えている。

 壊れる前に直すと言うのは只埜氏と高柳氏。

 只埜氏は機械を実働させるときから逆算し、「試運転の時間」を十分とれるように農機を購入する。そして「変だなと思ったら」すぐに点検し修理することが秘訣だと言う。

 農繁期に壊れてしまえば、それこそ「目も当てられない」。

 大型農機店並みの設備を持つ高柳氏は本機と作業機の「バランス」を常に考えるという。

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