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次世代リーダーの誕生

資源循環への取り組み

 約90戸の若い農家からなる和郷園。1996年の設立以来、野菜や花など40品目を生産し、生協、スーパー、外食・加工業者約50社に供給している。農薬や化学肥料を必要最小限で抑えるため使用管理も徹底しておこなってきた。一方で、自然環境への負荷をできるだけ減らすための資源循環にも積極的に取り組んできた。
 和郷園には多くの人が視察に来るが、必ず案内するのがリサイクルセンターだ。自然循環型農業の中核を担っている。いい堆肥・肥料が欲しい、そして未利用資源の有効活用しようという二つの目的で建てた。


きっかけはコスト削減 グループの力を生かす

 センターは徐々に施設を足していったが、最初に作ったのはBMW※のプラントだ。きっかけは肥料代の削減を考えてのことだった。作物の苗が発芽した頃に補う微量ミネラルは重要な役割を果たすが、購入すると高い。このコストを抑えたいと思っていた頃、BMWのことを知り、導入している産地を視察した。いろいろ回って「これは微量ミネラルの製造プラントとして使える」と思い1994年に導入。

 次いで、「堆肥も作ろう」と醗酵槽を作った。原料はメンバーの畜産農家から受け入れることにした。

 篤農家と言われる人たちは皆マメで、土と作物をよく見ている。だから必要な手を加えられる。堆肥作り、肥料作りなどの準備も怠らない。

 一方、我々の本業は野菜作りだ。篤農家が土作りとしてやっている部分を協業でやろうというのがリサイクルセンターの基本的な考え。土作りは一人でやるより何人か集まったほうがコストも減らせる。

 BMWにはいろんな方法があるが、我々は仕上がった堆肥を水と岩石が入ったBMWのプラントに入れる。岩石が持つミネラルが有機質に吸着し、良質のミネラル肥料になる。液肥はメンバーには無料で提供している。

※…バクテリア(Bacteria:土壌菌群)、ミネラル(Mineral:鉱物)、水(Water)という自然浄化作用のある物質を組み合わせ、循環型農業や自然環境浄化に活用する技術。

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