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世界の農業機械・資材トレンド

真価が問われた各メーカーの耕うん整地用機械

前夜の大雨で、実演展示が行われる圃場はぬかるんでいた。今年最初の耕うん整地用機械の展示イベント、「クロップス/BASF・ゴー・ティル」の出展者にとって、これは大きな挑戦となった。
 耕作機の実演展示会の主催者は、いつも苦しい選択を迫られる。機械が問題なく動く作業環境の保障できる「やさしい土地」にするか、それとも、もう少し難しい場所を探すか、この選択だ。

 先週、開催された展示イベント、「クロップス/BASF・ゴー・ティル」は、結果として、英国ヨークシャー州の最もぬかるんだ圃場の一つドリフィールド市近くのサウスバーンのJSR農場で行われることとなった。実演展示される耕作機とすじまき機には、試練となった。

 展示会当日は日光がさして強い風も吹いたので、圃場の土は少しずつ乾き、機械も次第に性能を発揮し始めた。それでも、タイン(爪)や、コールタの間隔、スクレーパー(泥落とし具)の性能に不具合が生じた。ねばつく土がパッカに付着したり、動きにくくさせることもあった。

 条件が悪く、機械の性能をよく見せる場にならないのではないかと心配する出展者もいた。しかし、コッカーリング(Kockerling)社製品の輸入業者、パディー・フリン氏はそうではなかった。「展示会にはとても満足している。展示の順番は最初だったが、カルチベータはよく動いた。商談も4件まとまった」と同氏は語る。

 今後の耕作機の実演展示会の予定は、次の通り。ノーマック展示会(9月9日)、AEAティレッジイベント(9月14日)、スコッティッシュ・ボーダーズ(10月5日)。(FW7/30-8/5週号より)

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