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独断注目商品REVIEW

夾雑物の処理機構で作業能率が向上&低コスト+簡易な設備で高収量・高収益をはかる

ポテトハーベスタのメーカー各社からこれまでに販売されたハーベスタの99%以上は、収穫の済んでいない畝をまたいで作業する方式のものだ。しかし、この形態はトラクタのタイヤで培土の側面を踏んでしまうこともあるため、商品価値を落とす傷みや打撲のあるイモを発生させる原因にもなっていた。また、ロータリーバケットを介したイモの搬送システムが構造的に同様の問題を生むことにつながっていた。
オフセットタイプ ポテトハーベスタ「TOP-1」

ポテトハーベスタのメーカー各社からこれまでに販売されたハーベスタの99%以上は、収穫の済んでいない畝をまたいで作業する方式のものだ。しかし、この形態はトラクタのタイヤで培土の側面を踏んでしまうこともあるため、商品価値を落とす傷みや打撲のあるイモを発生させる原因にもなっていた。また、ロータリーバケットを介したイモの搬送システムが構造的に同様の問題を生むことにつながっていた。

 1997年、日本ニューホランドがドイツグリメ社のハーベスタの輸入販売を始め、センセーションを巻き起こした。掘り取り部がトラクタの右車輪の外側に配置されたオフセットタイプで、収穫の済んでいない畝をまたがずに作業できるものだったからだ。その他にもこれまでにない特徴を数多く備えていた。

 その5年後の2002年には、東洋農機が同タイプを発売。欧米では一般的になっていた同タイプを、日本の補助作業者やジャガイモの性質、集荷体系に合わせたシステムとして考案した。

 オフセットもさることながら、夾雑物の処理機構が充実した。石や土塊は、イモを含めた個々の比重に加え、選別部のすきまと角度を調整することで選別される。そしてイモは、手前の選別ローラーから選別コンベアへ、石と土塊は後方の土石コンベアへそれぞれ選別できるようになった。これまでのタイプにはなかったこの機能が、機上選別の作業性を大幅に向上させたのだ。前段階で茎葉が除去される点も大きい。これらが、トラクタの走行速度を上げながら、能率的に作業を進めることを可能にした。

 その他にも、日本特有の傷付きやすいイモに配慮し、落差や衝撃のある部分にゴム材を被覆したり、製品タンクとくずイモタンクの排出方向を反対にし、機体のバランスを高めるなどの工夫が施されている。

 このタイプは、栽培面積の大きい北海道だけでなく、一部府県でも導入が始まっている。

 価格をみると、同社の55が約450万円、7型が630万円前後、グリメの20が980万円(いずれも税別、北海道価格)となっている。導入にあたってはこれからも判断材料の一つとなるだろう。

■希望小売価格・・・7,500,000円(消費税別)
【東洋農機(株)】〒080-2462 北海道帯広市西22条北1-2-5
TEL:0155-37-3191
FAX:0155-37-5399
http://www.toyonoki.co.jp/

(永井佳史)

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