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旅の曲者

土楼に刻まれた歴史

家とはもちろん人工物だが、世界には誰が作ったのかもわからなければ、いつからそこにあるのかもわからない自然発生的に生まれたような家がたくさんある。まるで木々やキノコが生えてくるように、風土の中から無名の人びとの手によって作られてきた家。そうした家の多くは、周囲の自然から手に入るものが素材として使われているので、まわりの風景の中とすっかり調和している。
 家とはもちろん人工物だが、世界には誰が作ったのかもわからなければ、いつからそこにあるのかもわからない自然発生的に生まれたような家がたくさんある。まるで木々やキノコが生えてくるように、風土の中から無名の人びとの手によって作られてきた家。そうした家の多くは、周囲の自然から手に入るものが素材として使われているので、まわりの風景の中とすっかり調和している。

 福建省の山奥に点在する、客家(ハッカ)の土楼を初めてバスの窓から見たときもそうだった。なだらかな山と、豊かな棚田がひろがるこの土地にあっては、この円い土造りの建物は自然の造形のように風景に溶け込んででしまう。

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