ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

独断注目商品REVIEW

11灯の作業灯で夜間作業にも対応&堆肥の積込、運搬、散布の1台3役

このコンバインには全部で11灯の作業灯がある。刈取部の両端に4灯の大型マルチリフレクタヘッドライト。刈取部の周辺を照らす4灯のキャビン作業灯。籾の排出作業を助ける3灯のアンローダ作業灯。これらが夜間作業の安全性を確保する。最大エンジン出力98馬力、最高作業速度1.80m/秒、こぎ胴長1130mmといった基本性能を長時間最大限発揮するためのベースとなっている。
コンバイン 「ARN698SDMTQ」

 このコンバインには全部で11灯の作業灯がある。刈取部の両端に4灯の大型マルチリフレクタヘッドライト。刈取部の周辺を照らす4灯のキャビン作業灯。籾の排出作業を助ける3灯のアンローダ作業灯。これらが夜間作業の安全性を確保する。最大エンジン出力98馬力、最高作業速度1.80m/秒、こぎ胴長1130mmといった基本性能を長時間最大限発揮するためのベースとなっている。

 こうした機能が必要とされる背景には次のようなことがある。

 コメに限ったことではないが、農家間では年々二極化が進行し、事業的視野で経営に従事しなければ生き残れない時代になってきた。本誌2005年1月号に掲載した九州大学の鈴木宣弘教授による「コメ関税低下を想定した場合の規模階層別の10a当たり家族労働報酬の変化」でも、昨年の段階で1ha未満のコメ農家は収支が赤字に転落しており、予測データ上では黒字への転換はないとされている。

 となると、一定の面積以上の規模が必要ということになるが、諸条件から夜間作業を強いられる場合は基本性能の充実だけでは十分でない。そこで鍵となるのが、視界を確保するための作業灯だというわけだ。

 さらに、灯火の効果を生かすキャビンの設計にも注目したい。作業性を考慮し、四方を囲むガラスの面積が広くとられているのが特徴だ。

 曲面ガラスを用いた正面は、シートに座ったままでもデバイダの先端が目視でき、条合わせや旋回の操作もしやすくなっている。

 また、左側面と背面にはハッチバック式の窓を、ドア部の右側面にはスライド式の窓をそれぞれ採用し、顔をキャビンから出して外部の状況が確認できるようになっている。

(永井佳史)


参考価格
13,387,500円(税込)
■株式会社クボタ
〒556-8601
大阪府大阪市浪速区敷津東1-2-47
TEL 06-6648-2111

関連記事

powered by weblio