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独断注目商品REVIEW

北海道型ジャガイモ作りは円盤式プランタから、振り子の原理で畦を追従しながら機械除草

ここで紹介する円盤型(半自動)はポテトプランタとしては古典的というより旧式というべきもかもしれない。あえてここで円盤型を取り上げる意図は別項で述べる(50頁「江刺の稲」)。
ポテトプランタ TOKACHIじゃがじゃがくんPNF-2

 ここで紹介する円盤型(半自動)はポテトプランタとしては古典的というより旧式というべきもかもしれない。あえてここで円盤型を取り上げる意図は別項で述べる(50頁「江刺の稲」)。

 十勝農機の「ポテトプランターPNF-2」は25馬力以上のトラクタ3Pに直装する2畦用。畦幅は66~75cm、株間は21〜36cmに変更可能。作業人員はトラクタ運転者の他に補助作業者が2名必要になる。

 機体の構造は、種イモホッパ、肥料ホッパ、回転円盤をもつ種イモ供給部、および溝切・覆土・鎮圧部、期待の安定させ種イモの放出高さを設定する左右の車輪(各部の駆動源でもある)、および2名の種イモ供給者が座る座席からなる。

 種イモホッパ容量は左右それぞれ90kg、あわせて180kgが積込める。北海道では10a当り200kgが種イモ使用量の標準であるが、府県の気温の高い地域では140〜160okg程度で済ませているケースも多いが種子量は多い方が望ましい。

 肥料ホッパ容量は146kg(中仕切りで左右に分かれる)。オプションで2種の肥料を混合できる「ダブル施肥機構」もある。

 円盤式の種イモ供給装置は、1粒づつ確実な植付けを行なうための半自動式の種子供給装置である。種イモをホッパから円盤に流し込み、それを人手によって円盤の縁に付けられた桟に1片ごと納めていく。上手く円盤の角度を設定することで円盤に投入された種イモの一部は桟に納まっていくが、複数の種子が入ったり空の桟ができたりする。それを確実に1粒づつ供給するために人手を必要とする。この機械では傾斜地などでの機体の傾きによりイモの流れが変ることに対して円盤の角度を変更できるようになっており、作業姿勢や能率も改善される。

 この円盤式種子供給部から植付けホースを介して種子が供給されるが、タイヤの位置を上下させることで供給口と植え溝とのクリアランスを変更できる。落下高さは小さいほど種イモの転びが少なく株間が正確になる。

 同機には「フミフミローラー」と呼ぶローラが付いている。このローラの役割は植溝に置いた種イモを直接鎮圧することで納まりを良くするだけでなく、植付け深さや覆土を均一にする。覆土は2枚のディスクであり、その後をローラにより鎮圧をする。この二重の鎮圧が種子周りの保水性を維持し発芽を促進する。

 機体の寸法は幅181×長さ170×高さ142cmで重量は250kg。

 こういう紹介をするといかにも面倒で能率が悪く聞こえるが、今年初めて円盤型を使った千葉の染谷農場では1日に70aから1haの植付けを行なっている。3人区であるが十分な処理能力ではないか。

 本誌がこの円盤型を府県の人に勧めるのはまずは値段である。全自動であれば2畦でも百数十万円上が当然であるが、このタイプであればメーカー希望小売価格は57万0150円(税込、北海道価格)。(昆 吉則)

■十勝農機(株):〒082-0038北海道河西郡芽室町西8条8丁目2番地、TEL:0156-62-2421

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