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【次世代リーダーの誕生】
旧態依然とした産地の意識が障害に それでも「東海村」にこだわり続ける
- (株)照沼勝一商店 代表取締役社長 照沼勝浩
- 第6回 2005年05月01日
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照沼勝一商店の「雪の華」は、干しイモのトップブランドだ。同社は東海村、ひたちなか市、那珂町などの生産農家から、11月~3月の間に完成品を買い付け、その後自社の冷凍庫で貯蔵し、通年出荷している。
また、生食用の「紅あずま」のみ生産していた自社農場でも、4年前から干しイモ用の「玉豊」を作付けし、加工も手がけるようになった。
いずれの干しイモも、100%天日干しを徹底している。最近では、乾燥機も性能のよいものがあり、イモに糖分がのっていれば、機械乾燥でも品質的にもまずまずの干しイモができるようになった。そのため悪天候時などには機械乾燥をする業者も少なくない。
だが、勝浩は先代の社長、勝一が作り上げたブランドを大切にしたいという思いから、自然乾燥にこだわる。また、寒の増す時期にだけに作る、イモをスライスせずにそのまま乾燥させた「丸干しイモ」も扱っている。
また、生食用の「紅あずま」のみ生産していた自社農場でも、4年前から干しイモ用の「玉豊」を作付けし、加工も手がけるようになった。
いずれの干しイモも、100%天日干しを徹底している。最近では、乾燥機も性能のよいものがあり、イモに糖分がのっていれば、機械乾燥でも品質的にもまずまずの干しイモができるようになった。そのため悪天候時などには機械乾燥をする業者も少なくない。
だが、勝浩は先代の社長、勝一が作り上げたブランドを大切にしたいという思いから、自然乾燥にこだわる。また、寒の増す時期にだけに作る、イモをスライスせずにそのまま乾燥させた「丸干しイモ」も扱っている。
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照沼勝浩 テルヌマカツヒロ
(株)照沼勝一商店
代表取締役社長
1962年、茨城県生まれ。県立東海高校卒業と同時に、(株)照沼勝一商店の仕事に従事する。2004年9月、代表取締役社長に就任。茨城県最高品質農産物研究会会長、茨城中央ほしいも協同組合理事長、(一社)ほしいも学校理事のほか、今年10月に設立された茨城県ほしいも協議会の副会長を務める。50haで自然栽培によるサツマイモを生産する。
次世代リーダーの誕生
「後継者不足」や「農業人口の減少」とは関係なく、新しい経営感覚で農業ビジネスの確立を目指す若き経営者たちが確実に育ちつつある。次世代の農業をリードする彼らが就業当時に何を思い、どう経営観を確立していったかを、数回の連載の中で語っていく。
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