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特集

農業機械カタログの読み方
原動機・トラクタ編

【[3]かじ取り方式】

 種類が多いが、2輪駆動は一般に機械式、4輪駆動には油圧式が多く、前輪操向式が多い。油圧式には動力式(パーステと略称)が多く、長時間作業の疲労を軽減する。アーティキユレート(車体屈折)式は前後輪を同径とし、車体を中央付近で、折り曲げるかじ取り方式で、耐転倒安定性がよい。普通のかじ取りは自動車のようなア。カーマン式が多く、一般に2駆の方が4駆より小回りの効きがよい(ブレーキ併用効果も加わるため)(第5図)。 

【[4]主クラッチ】

 現在はほとんどディスク式摩擦クラッチ(乾式単板と多板が6対4くらいの比率)が多く、流体クラッチを備えるものも少ないながらある。この流体形は例えば傾斜地などで変速ギヤを入れたまま、機関の回転を落として走行停止ができる便利さがある(第6図)。 

【[5]変速機構】

 主変速、副変速またその双方の一部あるいは全部をシンクロ(同期かみ合い)化したものが多い。外国製には軽負荷高速走向のため25・30・40km時速のオーバードライブ変速を持つものもある。小形ではシャトル機構(前後進専用レバー)を付したものもあり、前後進反復の多い作業に便利。なかには走行中の変速を標準装備としたものも増加中で、耕地作業などの際、負荷変動による走行速度の変更操作を省き、駆動トルク安定を可能とし、頻繁な主クラッチ操作を簡易化しているものもある。 

【[6]変速段数と走行速度】

 最近は50~100psクラスの多段化か増えており、なかには標準ぼ様で32段、クリープ(超低速走行)変速を合わせると48段も有する外国製も現われた。したがって最高と最低の速度比が1対80に達するものもある。ただし、実作業頻度や価格などから考えて単純化への反省も重視されている。

(資料提:イセキカワサキサービス販売(株)/MSK東急機械(株)/(株)クボタ/(株)日立製作所/三菱重工業(株)/(株)ヤナセ/ヤンマー農機(株)

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