ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

独断注目商品REVIEW

オフセットで処理位置を踏みつけない&全面掘り(4条)のニンジンハーベスタ

 仕様表にあるとおり現在の機械は条間300mmの4条のニンジンを収穫するようになっている。府県では条間18cm程度が一般的で、これでは自分の栽培体系に合わないという人がいるだろう。しかし、かつて自脱コンバインが全面刈りとなることで作業性を一気にあげたごとく、やがては事業的経営の作業として全面掘りタイプが主流になる時代も来るのではないだろうか。だとしたら、それに合せた植栽様式にする方が経営効率は上がるはずだ。

「そんな大きな機械」と感じ、しかも2000万円もすると聞けば「誰がそんな高い機械を」と言うかも知れない。確かに、ニンジンハーベスタは300万円程度のものからあり、同社の高性能な2条掘りタイプでも1300~1500万円程度である。さらに要求に見合うレベルアップがなされたならさらに高額な機械となるだろう。

 北海道のニンジン産地の作業期間は約100日に過ぎない。そんな短期間で機械コストを償却していくのは所詮無理なこと。しかし日本では年間を通じてニンジン栽培が行なわれている。つまり地域を越えた機械利用のネットワークが作れれば大きなコスト削減となる。

 すでに、本誌読者の中でも県を越えて作期の違う産地の経営者がポテトハーベスタを共同利用している。今後、経営者たちが共通の栽培条件を作れば日本列島を移動するコントラクタや機械の期間リースということも可能になるはずだ。そんな時代になればこの全面掘りニンジンハーベスタは標準技術として普及するはずである。(昆吉則)

■ヤンマー農機(株)または(株)南富自動車サービスエリア
〒079-2400 北海道空知郡南富良野町字幾寅752
TEL:0167-52-2511(南富自動車サービスエリア)

関連記事

powered by weblio