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特集

レポート 機械化現地フォーラム'05


■快適性
 担当した(株)クボタが掲げたのは、人間工学の活用と環境汚染低減。

 トラクタ・コンバインにおいては、外気導入によってガラスの曇りを抑え、外気の外圧操作によってホコリなどの侵入を防ぐ「高性能エアコン」や、広い視界を確保する「曲面ガラス」の採用、また「エアサスペンション」などが解説された。

 田植機の足元は、ペダルが1本あるだけの全面フラットで、苗・肥料補給が楽な姿勢で行える。最後に、各種排ガス規制に適合したエンジンを採用していることが説明された。


■事故防止技術
 農作業事故の70%が農業機械に関わるもので、うち8割が乗用・歩行型トラクタ、農用運搬車が占める。

 担当したヤンマー農機(株)は、その原因とされる安全空間の確保、キャビンの剛性、視認性、オペレータへのトラブル情報の通知における技術がどの程度進歩したかを解説した。

 現在のトラクタを10年以上前の機種と比較した場合、キャビン寸法はすべて現行機種の方が大きく、「異型パイプ」を採用することで剛性と視認性という相反する要求を同時に向上させている。また、機械の情報をより詳細に通知する液晶パネルや、歩行型トラクタの安全性能の向上にも言及された。


■ユーザビリティ
 担当した三菱農機(株)は、公平性、柔軟性、単純性、わかりやすさ、安全性、省体力、スペースの確保というユーザビリティの7原則を掲げた。

 まずトラクタで紹介されたのは、より広範囲に照射する「一体型コーナーライト」と、サイドスッテップ周辺を照らす「ステップライト」。

 また、コンバインに採用されている「スライドドア」は、限られたスペースでも開閉できる。

 田植機では、枕地の凸凹を強制的にならす「まくらっこ」や、畦畔から簡単に苗補給できる「苗スライダー」などの装備が紹介された。


安全・安心な農産物づくりに貢献する機械化新技術


■これからの汎用田づくり その作業体系
 日本の湿田の90%以上が人為的な後天的湿田。原因は、大型機械の踏圧による硬盤形成、過粉砕による土の団粒構造の破壊、表面水の排水不良によるものだ。

 担当したスガノ農機(株)は、「サブソイラ」で硬盤層を破壊すること、「ボトムプラウ」で有機物をすき込み肥沃な土壌環境を形成すること、「溝切り機」や「モミサブロー」で排水溝に通じる水道を確保することで、湿害・干ばつ害を防ぎ、圃場の生産力を高められるとした。

 また「レーザーレベラ」で傾斜均平することで、入・排水を迅速に行えるとも訴えた。

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