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好奇心をバックに次々と事業展開を図る

戦後3大開拓地の1つに数えられる宮崎県川南町。ここで高校在学中から養蚕に取り組み、それに飽き足りることなく、次から次へと事業を企ててきた岩切久義氏。レールが敷かれた農家の長男ではない氏は、好奇心をバックに自ら道を切り拓いてきた。その氏に現在に至るまでの経緯を聞いた。
 農業から農業土木へ、そしてまた農業へ。時代とともに主力事業を切り替えてきた岩切久義氏(54歳)は、自身を評して「子どものころから好奇心が人一倍旺盛だった」と語る。

 そんな岩切氏も、若くして後継者の兄に続いて父親も亡くしている。しかし、それにひるむことなく、農業高校進学時には「大規模な農業をやりたい」と将来の方向性を固める。普通なら農業を続けるにしても規模縮小路線をたどりそうなものだが、岩切氏は現状維持で抑え、母親名義で資金を借り入れて土地を購入したり、卒業前にはオイルショックで物価が高騰するのを見越して90坪の養蚕室を建設するなど、好奇心だけでは留まらない行動力をみせている。

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