記事閲覧
以上、日本の土壌を簡単にみてきましたが、北は北海道の寒冷な針葉樹林帯下に生成するポドゾル土壌から、南は南西諸島のまっ赤なラテライト化した土まで、実にさまざまな上が分布しています。これに山岳地帯の垂直分布が加わりますので、明瞭な分布図の作成作業というものは難しいわけですが、皆さんも自分の住む地域の土壌分布図を近くの農業研究機関で見せてもらうとよいでしょう。
また、この土壌分布の観点に立って、自分の圃場の土壌区分を試みてください。そして、その生成から現在までの生い立ちを知り、特徴をよく理解してください。その上の欠点、最初に述べた「圃場の持病」といかに上手に付き合うか、この付き合い方の名人になることが、どうやら収益上昇のカギのようです。残念ですが、日本には土の王様チェルノーゼムはないのですから。
また、この土壌分布の観点に立って、自分の圃場の土壌区分を試みてください。そして、その生成から現在までの生い立ちを知り、特徴をよく理解してください。その上の欠点、最初に述べた「圃場の持病」といかに上手に付き合うか、この付き合い方の名人になることが、どうやら収益上昇のカギのようです。残念ですが、日本には土の王様チェルノーゼムはないのですから。
会員の方はここからログイン
関祐二 セキユウジ
農業コンサルタント
1953年静岡県生まれ。東京農業大学において実践的な土壌学にふれる。75年より農業を営む。営農を続ける中、実際の農業の現場において土壌・肥料の知識がいかに不足しているかを知り、民間にも実践的な農業技術を伝播すべく、84年より土壌・肥料を中心とした農業コンサルタントを始める。 〒421-0411静岡県牧之原市坂口92 電話番号0548-29-0215
自分の畑は自分で診断する
ランキング
WHAT'S NEW
- 有料会員申し込み受付終了のお知らせ
- (2024/03/05)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2023/07/26)
- 年末年始休業のお知らせ
- (2022/12/23)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2022/07/28)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2021/08/10)