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自分の畑は自分で診断する

これなら分かる「土と肥料」の実践講座-世界から見た日本の土

 以上、日本の土壌を簡単にみてきましたが、北は北海道の寒冷な針葉樹林帯下に生成するポドゾル土壌から、南は南西諸島のまっ赤なラテライト化した土まで、実にさまざまな上が分布しています。これに山岳地帯の垂直分布が加わりますので、明瞭な分布図の作成作業というものは難しいわけですが、皆さんも自分の住む地域の土壌分布図を近くの農業研究機関で見せてもらうとよいでしょう。

 また、この土壌分布の観点に立って、自分の圃場の土壌区分を試みてください。そして、その生成から現在までの生い立ちを知り、特徴をよく理解してください。その上の欠点、最初に述べた「圃場の持病」といかに上手に付き合うか、この付き合い方の名人になることが、どうやら収益上昇のカギのようです。残念ですが、日本には土の王様チェルノーゼムはないのですから。

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