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自分の経営を客観的に診断する

利益管理の方法は、損益構造図と利益図表から学びとる

 実際の売上げが分岐点を超えれば所得を産み出すことになります。固定費(1)は、分岐点で回収されますので、それを超えて形成される所得は、変動費の追加投人によって、きわめて効率的にもたらされる関係にあるといえます。

 次に、部門別の限界利益線(R)を、それぞれの起点と売上局とを結んで入れます。そうすると上で求めた全部門の分岐点は、稲作部門の限界利益内で大きな余裕を残して成立しており、他の2部門は追加所得になっている関係が明瞭に読み取れます。

 稲作を主部門とする経営事例を選び、損益計算書に基づく利益管理の方法を、実証的に示すことができたかと考えます。この方法は、稲作以外の野菜作や酪農等、部門を選ばずに準用できますので、経営者の自己診断の用具としてご活用してみてください。

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