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育苗資材

今月は育苗資材をテーマに、4メーカー5商品を取り上げた。各ユーザーとも、メリット、デメリットについて語っているが、いずれも、現状に満足している。育苗資材は、失敗が絶対に許されないため、切り替えには慎重に取り組んでいたが、自分にあった資材を見つけられたようだ。各者のコメントから比較検討して欲しい。
 今月は育苗資材をテーマに、4メーカー5商品を取り上げた。各ユーザーとも、メリット、デメリットについて語っているが、いずれも、現状に満足している。育苗資材は、失敗が絶対に許されないため、切り替えには慎重に取り組んでいたが、自分にあった資材を見つけられたようだ。各者のコメントから比較検討して欲しい。


【(株)美善「健苗ローラー」】
ユーザー・金内秀和(山形県羽黒町/水稲9.7ha、畑作1.2ha)

「水稲育苗時の1.2葉~2葉までのあいだに、健苗ローラーを使用する。そうすると、苗の茎が曲げられることでストレスがかかるが、そこからさらに伸びようとする回復力が働き、強い苗となる。根張りもよくなり、移植後の生長も良くなるようだ。厚蒔きした場合でも、うまく苗に圧力がかけられるように重りを追加できる。重りを使わなくてもローラーを引けば苗にかかる圧は低くなり、押せば高くなることから圧のかけ方はある程度調整できる。実はこの商品は自分が開発した。きっかけは、子供が育苗箱の上を歩いて苗が潰れてしまったこと。そのまま放っておいて移植したところ、その苗がほかよりも元気に育ったことから、苗の潰れ方などをいろいろと研究するようになった。試行錯誤を重ねた結果、8年かかって完成。健苗ローラーを使用する際に注意したいのは、ハウス育苗で高温にあててしまった場合。

 葉の生育ばかりが進み、茎や根の生育が追い付かず、この状態でローラーを掛けると苗をダメにしてしまう可能性がある。ただ、これまで試したところでは2.5葉ほどで効果が現れ、きちんと生育するが、あまりお薦めしない。高温にあてずに生育した状態で、ローラーをかけるのが最も効果的だろう」

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