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土門「辛」聞

汝の友、米国・通商外交の底意を知れ!今も昔も米国は変わらない

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加問題が、にわかに新聞紙上を賑わすことになった9月下旬、霞が関で通商交渉を担当する知人からこんな話を耳にはさんだ。「韓国は、米韓FTA協定でずいぶんとサイドレターで取られてるみたいですよ」最初は、何のことか分からなかった。それよりも米韓FTA協定では、米国を相手に好条件を引き出していたと思い込んでいた。コメを関税ゼロの例外品目にさせたことである。そのことで韓国はTPP交渉に参加しないものと思い込んでいたが、そうではなかったのである。

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加問題が、にわかに新聞紙上を賑わすことになった9月下旬、霞が関で通商交渉を担当する知人からこんな話を耳にはさんだ。

 「韓国は、米韓FTA協定でずいぶんとサイドレターで取られてるみたいですよ」

 最初は、何のことか分からなかった。それよりも米韓FTA協定では、米国を相手に好条件を引き出していたと思い込んでいた。コメを関税ゼロの例外品目にさせたことである。そのことで韓国はTPP交渉に参加しないものと思い込んでいたが、そうではなかったのである。

 グーグルで、「米韓FTA」と検索して、いきなり上位に出てきたのが、「米韓FTAに盛られた『毒素条項』」というサイトである。いくつかバージョンがあるが、どれも同じような内容である。

 出所が確認できそうということで韓国民主労働党が作ったといわれる「韓米FTA毒素条項12種完ぺき整理」版を紹介してみる。

(1)ラチェット条項
(2)金融および資本市場の完全開放
(3)知的財産権直接規制条項
(4)スナップバック条項
(5)サービス市場のネガティブ方式開放
(6)未来最恵国待遇条項
(7)投資家―国家提訴権(ISD)
(8)非違反提訴  
(9)政府の立証責任
(10)間接受け入れによる損失補償
(11)サービス非設立権認定
(12)公企業完全民営化・外国人所有持分制限撤廃
いずれも交渉で交わされるような英語の専門用語を直訳したみたいな表現が並んでいる。

現代版「治外法権」か

 米韓FTA交渉は2006年にスタートした。最初の交渉は07年に妥結。そして追加交渉が昨年12月3日に妥結している。最初の交渉で韓国はコメ例外措置を勝ち取っている。「毒素条項」なるものは、追加交渉でのもので、米国がワンサイド・ゲームで勝ったような交渉結果になったというのが、筆者の見解である。

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