ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

今年の市場相場を読む

鍋物の脇役野菜、今年のお勧めは? ミズナ、ジュンギク、ニラ、小ネギ



【今後の対応】

一年中出回り、安くて調理も簡単、栄養価も高そう、というニラの特性から家庭需要が高まった。昨今の家庭での鍋ブームでも利用が拡大している状況にある。一方で、根拠がなくても軟弱野菜に放射能汚染を結びつける心理がある。ただ、この問題も沈静化を見せつつあることを考えると、もともとあった需要は復活傾向に向かうのではと予測する。簡単で栄養満点という食材に母親は抗しがたいものがあるが、問題は値ごろかどうかだ。

小ネギ カギは需要頭打ちをどう打開するか。大束物で鍋物の需要開拓が必要

【概況】

東京市場の小ネギは、2004年をピークに横ばいから漸減傾向にある。入荷のピークは春から初夏にかけての生産しやすいシーズンで、単価が高いのは薬味需要の強い夏場である。主産地は福岡、千葉、高知、静岡、大分など周年生産体制が整った産地か、県全体で周年供給できる体系がそろっている産地ということになる。2010年は異常気象の影響を受けてか、5%入荷減の単価が15%高に。震災絡みの影響は軽微だ。

【背景】

昭和50年代に東京市場に登場以来、順調に伸びてきたが、ここ数年は停滞ぎみ。まだ長ネギの1割程度の数量しかない。周年のアスパラガスより少なく、業務用需要が強いチンゲンサイと同等という地位は、“万能”ネギといううたい文句に反して、ほとんどが薬味需要にとどまっているからだろう。西日本では鍋物野菜として一緒に煮てもらえるからいいが、東日本でのモミジおろしなどと一緒に薬味として使われる程度なら量はさばけない。

【今後の対応】

小ネギがミズナ並みの一般野菜になるためには、例えば鍋用仕向けのアイテム開発が必要だ。参考になるのが加工・業務用として大束や箱入りで包装なし、キロ500円を切るような商品化をしている小型産地の事例である。200~300g束で込み品、小売価格で200円前後の「鍋用小ネギ」があったらおもしろい。大方の小ネギはネギ独特の辛味や臭いがないことがウリだが、九条系ネギの辛味や香りがあるタイプもファンが多いはずだ。

関連記事

powered by weblio