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世界の農業機械・資材トレンド

オーストラリア、米国、オランダ、南アフリカ


 輸入会社を通じた販売方法から自社の事業部門で運営する方法へのディアの方針転換は主要な物流組織の再編の一環として実施された。25の主要な農業部門ディーラーを有していた当時から、現在では8社のみが残った。これら8つのディア・ディーラーも他のディア・ディーラーを買収するか、合弁会社を設立するかのどちらかを選択しなければならなかった。これが不可能な場合は、サブディーラーはディアのフランチャイズ権を失い、メインディーラーは当該地域での新たなサポート拠点を見つけなければならなかった。結果として、大きなディア・ディーラーのいくつか(ベースト所在のVan der Perk社、オースターレンド所在のBos社)はすでにディアを離れてクラース社へ向かった。ディアが現在オランダで実施しているディーラー・モデルはその他多くの国で同様なビジネス再編が行なわれる始まりであると多くの関係者はみている。


南アフリカ 小規模農家向けの不耕起栽培

 西ケープ州ピケットバーグにあるカレル・ヴァン・ニーカーク氏の会社である、ピケット・インプレメンツ社は地域事情に適した農業機械を開発することで知られており、今回、不耕起栽培用のツールを製品ラインアップに加えた。南アフリカで不耕起栽培システムを利用した栽培は増加しており、小規模農家はこの技術を採用することで実現できるコスト削減効果を認め始めている。

 フリーステイト州ボータビルで開かれる今年のナンポ・ファーム・ショーでピケット社は家畜けん引式の1条播種機を公開した。これは、大きなトラクタがけん引する播種機が持つ機能をすべて有しながらも役牛を主体としたチームで操作が可能である。構造に関しては、ホッパーが3つ設置してあり、それぞれ肥料、細かい種子、トウモロコシなどの大きい種子用となっている。ピケット播種機の計測装置はチェーンで作動する。

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