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岡本信一の科学する農業

農業は科学的に行われている!?

「農業は科学的か」なんてことをいきなり書くと、様々なところから批判を浴びそうですが、決しておかしなことを書くつもりはありません。科学的に研究されているのはもちろんですが、実際の生産現場では科学的につくられているでしょうか?農業というのは、農産物生産を行なう産業です。生産がまともにできなければ、経営も何もあったものではありません。きちんと生産ができるということが農業経営を維持することで最も大事な要素です。では、その大事な農業生産は科学的に行なわれているでしょうか?

 「農業は科学的か」なんてことをいきなり書くと、様々なところから批判を浴びそうですが、決しておかしなことを書くつもりはありません。科学的に研究されているのはもちろんですが、実際の生産現場では科学的につくられているでしょうか?

 農業というのは、農産物生産を行なう産業です。生産がまともにできなければ、経営も何もあったものではありません。きちんと生産ができるということが農業経営を維持することで最も大事な要素です。では、その大事な農業生産は科学的に行なわれているでしょうか?

 簡単に自己紹介をしたいと思います。農場、農業関連メーカー、流通企業などを対象にした農業コンサルタントをしています。種苗メーカー勤務から独立して、既に16年立ちました。経営や流通等ではなく生産をいかに改善するのかという生産現場のコンサルタントです。現在は、数値管理に関連する仕事がほとんどになってきています。

 農業を科学的に行なうためには、客観的な数字で把握する必要があります。多くの方は「収量」を把握していますが、それは畑での生産量ではなく、出荷量ではないでしょうか。実はこの違いが大きいのです。


自分の畑の不良率を知っていますか?

 ここで工場生産の例を見てみましょう。工場では、出荷量はもちろん、不良品がどのくらい発生するのかをカウントしています。出荷した量だけではなく、生産した総量と出荷できなかった量も把握しているのが一般的です。科学的管理という以前にこれは工業生産にとっては基本中の基本情報でしょう。

 不良率をいかに下げるか、これが工場での最初の生産性向上策です。自分の工場でどのくらいの不良率でどのくらいの量の生産が行なわれているのかも知らずに、工場の改善等行なわれるはずがありません。不良率を知る。これは生産の歩留まりがどのくらいあるのかを知ることですが、農業の生産現場で自分の畑の不良率がどのくらいあるのかを正確に知っている人はほとんどいないでしょう。出荷量と畑での生産量の違いが大きいというのはこのことです。

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