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特集

農家のための倉庫と事務所

事業的農業者の倉庫(納屋・作業場)と言う作業空間の中での働き方の科学を考えることから作業空間の設計をしてみる。土地もない、お金もない、とりあえず、どうすれば良いか解らないなどの甘えの構造からの脱却からスタートしよう。農家といえども上地面積に制約があり好きなところに自由にとはいかない。経営の発展段階に併せて継ぎ足し式で収納舎を作り加えていく場合と、ある程度先を見越した収納舎の作り方がある。単に収納舎としての空間があれば良いという訳にはいかなくなってきている。
納屋の設計とマテリアルハンドリングの工夫

(農林水産省草地試験場・山地支場作業技術研究室 室長 瀬川敬)


1 運搬管理の考え方

 事業的農業者の倉庫(納屋・作業場)と言う作業空間の中での働き方の科学を考えることから作業空間の設計をしてみる。

 土地もない、お金もない、とりあえず、どうすれば良いか解らないなどの甘えの構造からの脱却からスタートしよう。

 農家といえども上地面積に制約があり好きなところに自由にとはいかない。

 経営の発展段階に併せて継ぎ足し式で収納舎を作り加えていく場合と、ある程度先を見越した収納舎の作り方がある。

 単に収納舎としての空間があれば良いという訳にはいかなくなってきている。

 収納目的とその大きさ、さらには輸送システムや運搬管理(マテリアルス ハンドリング)、そこで働く作業者の姿・労働環境(人間工学)、など科学的な根拠をふまえた施設の構造や配置を考えないと、苦労して作った施設が有効に活用されないばかりか、無駄な施設や仕事を後生に残す結果になってしまう。施設は一度建てるとなかなか変更できるものではない。

 運搬管理という考え方は、単に重いものをどんな道具で運搬するかというだけでなく、生産行程を通して、あらゆる場合と時と場所で、運搬を合理化し、運搬手法を活用して経済性、生産性の向上を目的にどうしたら良いかと対応をすることであり、農業生産の一部を担う収納舎の施設建設に当たってこの面からの総合的な配慮が大切である。

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