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世界の農業機械・資材トレンド

オーストラリア、南アフリカ、オランダ、米国

無名のトラクタブランドを購入してから5年後、ノースビクトリアの農場主であるアラン・ケイ氏はマーリン社製トラクタに投資したことは正しかったと思っている。アラン&マーグ夫妻は息子のアンソニー氏とともに、シェパートン郊外にある砂質ローム土壌の広さ648haの農地を耕作している。マーリン社のピーター・ギヘラー氏と話した後にケイ氏は、同社製の出力63kW/85馬力のTDX85モデルを選んだ。今では運転時間が1400時間になった。

オーストラリア マーリン社が魔法の投資術を実証

 無名のトラクタブランドを購入してから5年後、ノースビクトリアの農場主であるアラン・ケイ氏はマーリン社製トラクタに投資したことは正しかったと思っている。アラン&マーグ夫妻は息子のアンソニー氏とともに、シェパートン郊外にある砂質ローム土壌の広さ648haの農地を耕作している。マーリン社のピーター・ギヘラー氏と話した後にケイ氏は、同社製の出力63kW/85馬力のTDX85モデルを選んだ。今では運転時間が1400時間になった。

 マーリン社の製品は、完成するまで時間をかけて堅実に開発されてきており、多くの農家は気づいていないかもしれないが、各トラクタの主要な部分はオーストラリアで部品加工、製造、組み立てられている。ギヘラー氏は、シャーシやフレーム、パーキンス社製エンジン、ホイールやタイヤから着手して、 地元の厳しい条件に適応し、かつ顧客の要求を満足するように再装備するという。さらに、こう付け加える。

 「当社ではファイバーグラスのボンネットやガード部品、屋根をここで製作しており、キャビン全体の内装一式、エアコン、ラジオ、座席シート、油圧部品類や照明類も同様である。オーストラリア製部品の構成率は55%であり、 顧客が目にすることができるものの中では、最もオーストラリアらしいトラクタであると我われは考えている」

 マーリン社のトラクタは、パーキンス製4気筒ターボディーゼルの出力63kW/85馬力、71kW/95馬力、78kW/105馬力と86kW/115馬力、および6気筒では93kW/125馬力、105kW/140馬力、120kW/160馬力と135kW/180馬力のエンジンが用意されている。小さい馬力のシリーズでは、カテゴリー2型リンケージおよび2セットの遠隔油圧操作用に60リットル/分の油圧ポンプを装備している。大型トラクタの2機種では、カテゴリー3型リンケージおよび80リットル/分の油圧ポンプが装備されている。

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