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イベントレポート

北海道SRU設立20周年記念 特別座談会 独立系プロフェッショナル農家〜土壌研究組合〜SRUの真実 ドクター川辺と3人の弟子の物語



新村 当たり前だけどドクターはボランティアじゃないから、このままだと続けてもらえないんじゃないかって危機感もあったね。

――そんな話は聞いたことがないですよ。お金を払う農家の方が望んで、コンサルの受け入れ態勢をつくっていったんでしょ。

新村 しかも、僕らは完全に無償でやっているから。その辺も農家に伝わったっていうのも広まった理由にあったんじゃない。普通はキックバックとか何かあるんじゃないかって(笑)。でも、本当に何もないから信頼されたんじゃないかな。

――サンプルごとの土壌分析フィーのほかに会費とかあるんですか?

大野 会費はみんなで負担しているんですよ。実際上は、各支部が独自に運営しているので、年会費は各支部がそれぞれ決めている。ただ北海道SRU事務局としては1人頭いくら、1つの支部会でいくらという負担金をお願いしているんです。それで全道の会を運営しています。

尾藤 メンバーには最初からはっきりお金かかるけれど、それでもいいの、という説明をしたうえで入ってきてもらう。ふらっと入ってきて、ふらっとやめる人が多い会はダメになるから。お金がハードルを上げているのはたしかです。

――辞める人はいないんですか。

大野 この分析結果と施肥を見たら、慣行の体系に戻るかって言ったら、普通の感覚の人は戻らないと思うんですよね。

新村 でも、それまでゼロだった土壌分析の経費が平均して年間30~40万円くらいかかるじゃないですか。サンプルの採取も意外に大変ですしね。何もしなくても先払いで10万円前後くらいはかかりますよ。現状に満足している人は入らないし、入っても結果が出るまで我慢できない人はやっぱり続かないですよ。

大野 あと、自分で結果出せなくてその責任をこれに転嫁してしまう人は、慣行に戻っていくんですよね。

――逆に会費を払えば、誰でも入れるんですか?

大野 各支部長に任せています。

尾藤 僕らが口を挟まず、それぞれ特徴があっていいんじゃないかな。

大野 会長によっては厳しいところもあって面白いよね。

――ある支部長さんに入会条件を聞いてみたんですけど、「俺は面構えで判断している」っておっしゃっていた(笑)。具体的な活動は?

大野 年末の北海道大会と夏場にフィールド講習を畑作と酪農に分かれてやる年2回です。あと、会報誌を年2回出しています。大会では、その年に最も土壌を改善し、さらにSRUの活動に最も貢献した会員をドクターが選考して表彰しています。それが北海道SRU事務局のやっている仕事です。あと各支部講習を含めたドクターのスケジュール調整ですね。支部は支部でドクターの講習会の開催や独自の活動をやっています。

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