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【独断注目商品REVIEW】
はさみの刃を熱で自動除菌 管理作業での病気伝染を防ぐ
- 編集部
- 2012年01月27日
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熱ハサミ「福ちゃん」
野菜や果樹、特にハウス栽培において、トマトかいよう病やCMV(キュウリモザイクウィルス)などのウィルス性の病気は広く感染が報告されている。一度感染してしまうと根絶する対処法がないので、いかに予防できるかに対策は絞られる。
薬剤消毒から熱による除菌へ
果菜類や花きの管理作業では、わき芽取りに摘芯、摘葉と欠かせないはさみ。一般的に、安価、軽量で長時間使い続けられ、買い替えやすいものを連続的に使用する。感染した株から、汁液の付着したはさみを介して微細なウィルスが健康な株の切り口から入り込み、二次感染する。切断するたびに次亜塩素酸などの薬剤に浸して消毒する方法を各試験場は推奨しているが、徹底されていないようだ。
作物側の予防策として、沖縄試験場ではマンゴーの軸腐病の予防に、電気ゴテを切り口に当て、熱で除菌する方法が研究されたが、導入した農家は数軒に留まっていた。
そこに昨年登場したのが、刃先が100℃近い温度になる熱ハサミ「福ちゃん」だ。はさみと加熱部、小型ガスカートリッジが一体型で、約190gと軽量化に成功した。切断後の刃と作物側の切り口を熱で除菌できるので、ウィルス性の病気の伝染予防に期待されている。
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