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土壌別経営診断うちの土ではどう作る?

施設でイチゴを作る/大石輝好さん(静岡・榛原)の場合

静岡の大石輝好さんは父上の代から始めたイチゴ栽培に熱心に取り組んでいるが、教わったとおりの体系をそのまま続けるだけでなく、栽培を科学的に理解しようと勉強中。必要ならば作り方を変える覚悟もあったようだが、今回の関氏のアドバイスは、かなり意外なものだったようだ。
土づくりに力を入れる前に見直しておくべきこと


関 土壌の断面ですが、上の層と下の層の境目がくっきりしていますね。下はほとんど海の砂と同じ固い感じだけれど、上のほうは黒くてふかふかしている。

大石 境目のところまで有機物があると考えていいわけですね。

関 そうです。よく入ってる。どんなものを入れていますか。

大石 このハウスは、ぼかしを7俵、ケアゼという土壌菌が700kg窒素なしのリン酸主体の化学肥料が2俵、貝殻のミネラル分3俵、あとゼオライト、豆カス、堆肥を入れています。

関 砂という土に固形のリン酸を入れるっていうのは、かなり危険があるやり方です。おそらく、ものすごくリン酸が残っているんじやないかと思います。

大石 以前肥料店に土壌化学分析をしてもらった結果(次頁表)で、確かにリン酸が多くなっていました。

関 リン酸吸収係数が100しかないですね。これはかなりのリン酸オーバーです。いま、石灰飽和度が65%、マグネシウム飽和度が24%、カリ飽和度6%ですね。そうすると大石さんのCEC3.5の土の理想のバランスからすると、まずカルシウムが極端に少ないといえます。

大石 どうしたらいいですか。

関 砂の場合、石灰とかをやっちゃうと直がぽんと上がっちゃいますから、水溶性のカルシウムで補うことを考えるべきです。硝酸カルシウムを多く含んだ液肥がありますから、それを考えたらどうですか。ただし濃度を間違うとえらいことになりますから、使い方を考える必要がある。肥料の与え方について考えてみましょう。いま、いろいろなものを入れているわけですが、方法としては固形の肥料を入れて、それに濯水することで溶かしてイチゴに使ってもらうということですよね。追肥はどうしていますか。

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