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土壌別経営診断うちの土ではどう作る?

施設でイチゴを作る/大石輝好さん(静岡・榛原)の場合

大石 液肥を濯水チューブから流しています。355を10日~2週間に1回くらいの間隔でやっています。

関 潜水のモーターのところで吸わせるわけですね。倍率はわかりますか。

大石 いいえ、わからないです。

関 総量はわかりますよね。

大石 全生育を通して、1反歩年間100kgです。土の状態なんですが、その黒い作土層が深ければ深いほどいいということなんでしょうか。土の能力をもっと上げる方法はなにかありますか。

関 問題は、その作土のうち、作物がどこまで使っているかということなんですよ。いくらいい土でも、水がなければ作物は育だない。土は水があって初めて機能が出てくるんですから、濯水の問題が大きい。土そのものの性質を上昇させようとするのは、コストもかかるし大変なことです。それよりは水の与え方に頭を使ったほうが効率がいいです。今日はそのことについてよく考えてみましょう。


本来最も重要なことは水と施肥量の把握と管理


関 施設栽培は、露地栽培と違って圃場にいろいろなものを持ち込みますね。まず構造体がある。それから被覆材。そうして作ったハウスにさらに持ち込むものがありますね。

大石 水と肥料ですね。

関 露地と違って、施設栽培では水は経営者がそれぞれの考え方にしたがってハウスに持ち込むわけです。だから”構造体へ“被覆材、“水へそして“肥料” の4つのものを圃場に持ち込んでいることになる。私はそれらを、まず“カウントできるもの”と“カウントできないもの”とに分けて考えてみたいんです。

大石 数量で把握できるかどうかということですね。

関 そうです。まず構造体と被覆材、これはどうでしょう。

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