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独断注目商品REVIEW

畝立てやカルチなど低速作業でも畝や作物に追従してガイドする

昨今GPSガイダンスが急速に普及したことはこれまでも触れてきた通りだ。便利で作業性が向上したという点で評価は高いが、いくつかの弱点も認知されつつある。最大の弱点は低速作業に対応できないことが挙げられよう。

ガイドシステム PSRガイドシステム

 昨今GPSガイダンスが急速に普及したことはこれまでも触れてきた通りだ。便利で作業性が向上したという点で評価は高いが、いくつかの弱点も認知されつつある。最大の弱点は低速作業に対応できないことが挙げられよう。


停止状態でも信号を感知する

 今回紹介するのは、(株)ロールクリエートが取り扱いを始めたPSRガイドシステムの「ソニックセンサ」である。「普通に畝を切ったあと、カルチ入れるときにこのセンサが作物の位置を拾うので、作物に追従してカルチを入れられる」とモニタとしてテストに協力する農家は期待を寄せている。

 実際に雪上で実演をしてもらった。同センサは、トラクタのフロントに取り付けられたブラケットに2台ずつ左右2本の溝を捉える配置で計4台固定されている(図1)。圃場には予めマーカーに相当する溝が作られ、そのマーカーを検出しながら、時速0.6kmで走行する。前輪の車軸に制御装置があり、フロントのセンサから届く情報に基づいてリアルタイムに舵をコントロールする(図2)。停止状態でも微妙に動いている、つまり、その間も信号を拾い続けるのが最大の特徴である。

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