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独断注目商品REVIEW

100馬力クラスの普通形コンバイン アジア共通仕様で高耐久・低価格化を実現

(株)クボタコンバインのワールドシリーズに100馬力クラスの汎用コンバインが加わった。昨年のテスト走行の結果、ネット上では好意的なコメントが上がっている。

普通型コンバイン WRH1000

 (株)クボタコンバインのワールドシリーズに100馬力クラスの汎用コンバインが加わった。昨年のテスト走行の結果、ネット上では好意的なコメントが上がっている。


部品を総合調達して低価格へ

 開発のベースになったのは、同社が主にタイで販売しているDC‐95GM型。海外市場の中でもコンバイン製造拠点のあるタイを中心とする東南アジアやインドでは、汎用コンバインが主流だ。DCシリーズには、「バータイプこぎ胴」の脱こく機構が採用され、すでに実績を重ねている。さらに近年は、自脱型コンバインが中心だった中国でも需要が高まり、急速に人気が出てきたという。

 同社のコンバインの製造拠点は国内の宇都宮、中国、タイにある。同機の最終組立は国内の宇都宮工場で行なわれているが、海外の各拠点からの部品も多く採用している。

 高能率で、作物へのダメージが少なく、長く使える安価な機械がほしい……ユーザーの需要は国を越えても変わらない。設計から部品調達、組立てに至る工程をアジアで共通化することによって専用部品点数が減り、世界から調達することで部品コストも削減できる。以前の90馬力クラスの同社コンバインに比べて、11%も価格を抑えられたというが、海外からの調達が増えれば、さらなる低価格化も叶うのかもしれない。

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