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独断注目商品REVIEW

100馬力クラスの普通形コンバイン アジア共通仕様で高耐久・低価格化を実現



高機能を維持して部品を共通化

 最大の特徴は、脱こく部に海外で培ってきた「バータイプこぎ胴」を採用したことだろう。作物を揉んだり抑えたりする従来の「スパイラルタイプこぎ胴」に比べて、広い空間で作物を叩くように脱こくするので作物に傷が発生しにくい。脱こく負荷も減り、作物条件・圃場条件が整えば、作業速度は最高2.0m/秒で収穫できる。

 一方、キャビンは空間が広がり、前方を足元まで見える全面フルガラスにすることで、座ったままで刈取跡や倒伏作物の刈り残しを確認しながら作業ができる。さらに刈取部の詰まりも運転席からレバー操作で除去できる「刈取逆転装置」は復旧時間を抑えられて嬉しい機能だ。

 海外仕様とあれば期待されるのは、耐久性であろう。同社の作業機事業推進部によれば、「基本設計は国内・海外とも同じで、海外で実績のあるものを採用して信頼性の高い製品に仕上がった」という。

 同じワールドシリーズでも自脱形コンバインは、自動化する機能を最小限にすることでシンプル化を図り、商品ラインアップを強化した。一方、汎用コンバインは国内での需要が限られるので、日本向けの高機能を維持したまま、部品の共通化を目指したのだ。

 北海道などの短稈種であれば十分に対応できるが、ワラの量が多い北海道以外のコメ、多収量米や飼料米などのハイブリッド米などでは、こぎ胴負荷が大きいので自脱形コンバイン並みの作業速度は上げられないようだ。転作や裏作での大豆や麦だけでなく、ソバや雑穀類の作付面積を増やせれば、今時期、注目に値するだろう。(加藤祐子)


■お問い合わせ
株式会社クボタ 作業機事業推進部
メーカー希望小売価格: 11,655,000円~(税込)
〒556-8601 大阪府大阪市浪速区敷津東1-2-47
TEL:06-6648-2101
http://www.jnouki.kubota.co.jp

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