ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

イベントレポート

『農業経営者』読者の会 定例セミナー 誌上採録

第62回定例セミナー “Made by Japanese”の可能性と問題点/第59回定例セミナー 農業における兄弟経営とは? 経営方針の転換と商品開発

 第62回定例セミナー メイド・バイ・ジャパニーズの可能性と問題点/株式会社秀果園 代表取締役 渡邉隆信氏

 1月27日開催の第62回定例セミナーでは株式会社秀果園代表取締役の渡邉隆信氏に講演をお願いした。当日は渡邉氏自身の経験に基づくメイド・バイ・ジャパニーズの展開を語っていただいた。

 「日本の生産者は高品質の商品を持っているが、伝え方が下手。他産業の要素を取り入れマーケティングに力を入れるべき。」

 渡邉氏はソニーのウォークマンを例に挙げ、海外で認められる商品を現地でキッチリ紹介すること、買いやすい状況を作ることの必要性を説いた。

 「日本人によって作られた農産物は絶対に評価して貰える。これからは日本の品種、栽培技術を海外に売っていくべき。しかし仮に栽培技術を持っていったとしても、べったりと現地に張り付くわけにもいかない、パッケージ化する必要がある。」

 お人好しな日本人は交渉に弱い傾向がある。自身の栽培技術を必要とする所に農場経営やコンサルタントをする強気な姿勢は崩さないようにすることが必須だという。

 同氏は、10年間フィリピンにてブドウ栽培のプロジェクトの運営管理をし、その後もタイや中国、オーストラリアを見てきた。そして現在も第二の農場を世界で探している。

 「栽培技術の売り方の結論を出すのが私の使命。それが出来れば私はのんびり国内で生産します。(笑)」

 農業を後世に繋げる仕組み作りに今日も余念が無い。

関連記事

powered by weblio