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新・農業経営者ルポ

男はオランダと出会い農業のあり方を学んだ


 明治政府は北海道開拓のために欧米諸国からお雇い外国人を招聘した。指導者あるいは実践農家として。長谷川は、法人化したとはいえファミリーファームでそれに取り組んだのだ。技術だけでなく、世界標準のオランダ農業ビジネス文化に触れることで、日本農業村を超えるためだ。

 築約20年を迎えた施設は部分的に更新しているが、設備自体は当時のまま。オランダの設備、機材はこの間、さらに進化している。いずれ設備投資について決断を迫られることになるだろう。でも同社にはフランクを兄のように慕ってきた明洋という大きな財産が育っている。投資の舞台が日本であるとは限らないのだ。(本文中敬称略)

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