記事閲覧
■型式:SC10PSL
○
作業速度が速いためロータリ耕などに比べて、1日の作業面積が多い。乾きも良い。
×
濡れた田・畑で使用すると土を抱き、カゴに土が入り大変。(K氏・水田/転作畑・北海道)
■型式:SC-7A
△
スピード上げると土が飛ぶ(T氏・水田/畑・北海道)
■型式:SU8PYL
○
燃料費が削減できる。
×
消耗品の交換が早い。(T氏・水田/転作畑・宮城県)
■その他
○
導入したばかりでその他については今後次第。ただ、予想通り、省エネ深耕には文句なし。
×
土地により切ワラなどの作物残渣が引っかかりやすく、乾燥状態により土を抱く。(G氏・水田/転換畑・山形県)
×
シェアボルトが切れやすい。排水の悪い圃場では使いにくい。(T氏・水田・岩手県)
×
畑が乾いていないと使えない。砕土がもう少し細い方が良い。(Y氏・畑/水田・茨城県)
【プラデラ(スガノ農機(株)製)】
粗反転混和耕を行なう同社製スタブルカルチの原型機種。在庫限りの提供。
飯田勝市氏(栃木県)はプラデラとプラウを所有している。土壌は火山性の黒ボク土で軽いのが特徴。雨が降っても乾きやすいが、ロータリで作業するとパサパサになるという。プラデラは秋にワラを混和する目的で使うと、春先の仕事が楽になる。「土壌が軽いので、46馬力のホイールトラクタで5本爪のプラデラを深さ20cmで曳ける。カットナイフが付いているモデルを購入したが、減りが早かったので、試しに外してみたら問題なく作業できたので、それ以来取り付けていない。逆周りして中に飛ばして使うのがコツ。とにかく作業が速いので、年寄りも説得できる」と話す。
「水田に小麦、大豆、飼料稲(WCS)を作付した時に作物の収穫量が増えたように思う」と喜んでいるのは前川正次氏(三重県)だ。そもそも30~40年間ロータリ耕を行なってきた結果、約10cmの硬盤層ができていて、土壌改良剤でも暗渠を入れても水が抜けない状況だったという。まず、プラウを15cm深さで入れたところ、根が入るようになり、その後30~40cmまで入れられるようになった。排水性が改善したことが実感できたが、プラウ耕は一定方向に土が寄ってしまうので、新たに導入したのが同機である。
深さ18~20cmで春の粗起こし、残渣等の混和作業に利用する。通常の稲作に合わせて、8月20日頃には用水が止まってしまうが、晩生の飼料稲品種は10月に刈取るので9月までは土壌中に水があってほしい。深耕したおかげで、排水性と同時に保水力のある圃場づくりができたと導入に手応えを感じている。
会員の方はここからログイン
編集部
特集
ランキング
WHAT'S NEW
- 有料会員申し込み受付終了のお知らせ
- (2024/03/05)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2023/07/26)
- 年末年始休業のお知らせ
- (2022/12/23)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2022/07/28)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2021/08/10)