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世界の農業機械・資材トレンド

オーストラリア、南アフリカ、米国、オランダ



南アフリカ 南アフリカの農業経営者、138台のトラクタ一括購入

 南アフリカのケースIH社の販売代理店ノースメック社はこのほど、138台のケースIHトラクタと4台の自走式スプレーヤー一式を出荷した。

 納品先は、南アフリカの北西州でトウモロコシを1万8000haの圃場で生産するピーター、PGヴァンジル、ダーク・フーリー3氏の共同農場。今回の購入は既存のトラクタを更新する目的だ。138台のトラクタの内訳は、60台のケースIH製98馬力JX95型トラクタ、50台の125馬力Maxxum125型トラクタ、および28台の340馬力Magnum340型となっている。4台のスプレーヤーは、250馬力エンジンおよび容量3、785リットルのタンクを搭載したPatriot3330型である。

 昨年7月、農場共同経営者の3人一行は、ケースIHとノースメック社のスタッフとともに米国出張し、購入するトラクタ等を製造中の工場を訪問した。

 この来訪について販売代理店の担当者アーノ・デュ・プレシ氏はこうコメントした。

 「この顧客はケースIHハーベスタでこれまでずっと作業しており、当社製品の品質とこれまでのサービスが今回のトラクタ一式更新する際につながった。今回の工場訪問により、我々の関係はより強固なものになった」


米国 アグコ社、穀物貯蔵分野へ事業拡大

 アグコ社は穀物貯蔵システム分野に事業を拡大している。この戦略の一環として、同社はGSIホールディングス社(イリノイ州アサンプション)を9億4000万ドルで買収すると発表した。

 GSI社はフォーチュン500社にランクし、穀物貯蔵装置メーカー大手で、養豚と養鶏産業用タンパク質生産設備業界でも大きなシェアを持つ。アグコ社は、GSIを傘下に収めたことで、140カ国以上にある2、600の販売代理店網を通じてこの分野で世界展開を拡充していく。

 GSIグループは養鶏、養豚および酪農業向けの暖房、換気システムも製造している。従業員は2、400名で、事業の71%は北米国、11%がアジア、9%が南米国で9%がアフリカ向けである。

 アグコ社CEOのマーティン・リチェンヘイゲン氏は「両社の組み合わせで、アグコ社は顧客に広範な製品とサービスを提供することができる」と話す。

 GSIグループのスコット・クローソン会長兼CEOは今回の買収について次のように語った。

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