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独断注目商品REVIEW

下層の土塊を砕く作業と同時に表土と有機物残渣を混和する

ゲリラ豪雨、長雨が続こうとも、下層に水みちを確保し、表面水をうまく排水している農業経営者は、気象変動の影響は受けていないと話す。既に今の気候変動に合わせた作業体系を見つけた彼らは、「乾く圃場」づくりの成功者である。

心土破砕機マスキオ社 PCシリーズ

 ゲリラ豪雨、長雨が続こうとも、下層に水みちを確保し、表面水をうまく排水している農業経営者は、気象変動の影響は受けていないと話す。既に今の気候変動に合わせた作業体系を見つけた彼らは、「乾く圃場」づくりの成功者である。

 収穫後に必ずサブソイラをかけ、心土破砕をする。その後、スタブルカルチやハローをかけて粗耕起・混和作業を行なう。サブソイラが排水性改善に有効であることも、スタブルカルチが表面の有機物残渣を表土と混和して分解を促進することも周知の話だ。問題はこれらの作業を適期にいかにやり遂げるか、である。

 今回紹介するのは、「サブソイラ」と「簡易耕+表面混和」を1回の作業で済ませたい……という希望に応える作業機、マスキオ社のPCシリーズ((株)ビコンジャパンが取り扱い)である。前方に2列のサブソイラ、後方にダブルスパイクローラーを配した構造で、心土破砕とミキシング耕の複合作業が行なえる。

 サブソイラは先端の刃先の上部に三角形のクラッシャー、左右両脇にフィン形のディフレクターが配置されている。刃先上部の三角形のクラッシャーと両脇のディフレクターで土塊を砕き、下層の硬盤層を破砕して土壌構造を改善する。ユーザーにとってありがたいのは、耐磨耗性に優れた先端の刃先が、上下方向にリバーシブルで使用できることだ。ボルトを外して上下反転して付け替えれば、2倍長持ちする。

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