記事閲覧
【世界の農業機械・資材トレンド】
4層式プラットフォームで牧草刈取作業の省力化を(オーストラリア)、ほか
- 編集部
- 第50回 2012年05月18日
- この記事をPDFで読む
オーストラリア 4層式プラットフォームで牧草刈取作業の省力化を
最近発表されたデュラス4層式ハーベスタプラットフォーム(ヘッダー)により、牧草の刈取りとウィンドローが1台で可能になった。豪州ニューサウスウェールズ州ガネダで開かれた農業機械展AG QUIPで、ミッドウェスト・ファブリケーション社が発表した。このヘッダーを用いれば、刈取りとウィンドローの2つの作業に複数の機械を組み合わせて使用する必要がなくなるというわけだ。
同社はクイーンズランド州に拠点を置くメーカーで、新製品は世界で初めて牧草刈取りとウィンドローの両方を行なえるため、刈取作業を根本から変えることになると自信をのぞかせる。同機は2010年当初、重くかさばる牧草の上をウィンドロートラクタが跨るように開発したが、4層構造により刈取後の草を機械の下ではなく横に置いていくことでこの問題を解決。ハーベスタは2列の間をスムーズに移動できる。
同社のラインナップに新たに加わった新製品は12.5mと15.24mのプラットフォームで、一度に7.6m幅に2列のウィンドローをつくるユニット。これを可能にするのが4層構造だ。作物分離用の3枚の垂直刃オプションが付いた4層のベルトコンベアが動く。GPSや自動操舵を使用した農業にも適している。
同社によれば、農家やコントラクタにとってコンバインを生産性のより高いハーベスタ・ウィンドロー動力装置に替えることは、資本的支出を削減することにつながるという。
12年のキャンペーンの一環で新たに発表されたクロップホーク・デュラスが現在の同社のクロップホーク・ドレーパー・プラットフォームに取って代わることになりそうだ。
会員の方はここからログイン
編集部
ランキング
WHAT'S NEW
- 有料会員申し込み受付終了のお知らせ
- (2024/03/05)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2023/07/26)
- 年末年始休業のお知らせ
- (2022/12/23)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2022/07/28)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2021/08/10)