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人生・農業リセット再出発

日本人よ、自信を持て!



 「私がどうしても滅びてほしくない民族がある。それは日本人だ。素晴らしい文明をそのままに今に伝えている民族は他にいない。日本の発展は目覚ましいが、不思議ではない。太古から文明を積み重ねてきたからこそ欧米文化を急速に輸入しても発展できたのだ。どの民族もこれだけの資格はない。彼らは貧しいが、とても高貴だ」

 SHARPが電卓を発明、スイス高級時計の牙城に誤差千分の一秒まで縮めたクオーツ時計でSEIKOが躍り出し、WALKMANが野外に音楽を持ち出させ、世界初の携帯電話をNTTが開発し、1964年の東京オリンピック以来死亡事故ゼロの新幹線を今日も走らせ続け、OLYMPUSが胃カメラを発明、西澤潤一郎が内視鏡や通信まで変えた光ファイバーを作り、Canonのオートフォーカス技術、富士フィルムのデジタルカメラ発明、30年で文明を変えたカラオケ発明の井上大祐、真珠で世界の女性を虜にした御木本幸吉、インスタント麺で食卓まで変えた日清食品の安藤百福、大塚食品のレトルトのボンカレーや冷凍食品の発明、缶入り飲料の発明、養殖マグロや寿司文化、HONDAはロボット技術で世界を圧倒的にリードし、パソコン心臓部CPUを設計してインテルやビル・ゲイツの幕開けを作った嶋正利、パリの若い女性にコスプレブームを巻き起こした日本のアニメ技術やゲーム機器、中村修二のLED、山中信弥の万能細胞iPS、地球上で飲める水は0.01%しかない水資源確保の海水淡水化技術、太陽電池原理の発明……人類に貢献している大発明はこのように枚挙に暇がない。

 このどれ一つとして日本国だけの利己に走った物はなく、韓国や中国などの飛躍的産業発展に無償援助で寄与してきた。200年続く老舗企業の数は、韓国0、中国9、インド3、日本は3,000以上。老舗の要素は適応力。時代変化に即応して生き残っている。第二は許容力。他人の血を受け入れる力、養子に店を継がせている。他国では血族の男子へと継がせ、有能な他人より無能な血族を信ぜよ、である。侵略や革命歴史からくる他者不信、そうした国々に比べるとはるかに根強い相互信頼感が日本人の底流に息づいている。我々は実感していないが、人類の究極の理想像である“利他”のユートピア財産に気づいて自信を持ちたい。

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