ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

海外レポート

農耕の源流エジプトを往く



 冒頭の農家は2フェッダーン(約80a)の農地で小麦、コメ、飼料用作物の輪作経営をしている。飼料は農耕および運搬家畜用に販売。100頭ほどの羊肥育も行なう。「収穫後の作物残さを食べさせているから、飼料代はゼロだ」という。自作地だけでなく地域の農地全体を牧場とみたて、遊牧させている。

 訪問したのはエジプト大統領選挙の開票日(6月23日)だった。

「エジプトの農民に変化はいらない。ぼくらにはナイル川がある」
 新大統領に何を期待するか、という筆者の質問に対する答えだ。彼が投票したのは、革命で追われたムバラク政権の最後の首相、落選したシャフィーク氏であった。カイロに戻るとそのシャフィーク氏の選挙事務所は焼き討ちにあっていた。

 都市の革命派の動きを世界は報道するが、農村の保守農家層は何も変わっていない。

関連記事

powered by weblio