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特集

伸びるぞ!府県の畑作野菜経営
なぜ今、府県の畑作野菜経営に注目するのか

(1)マーケッティングに力を入れ、この結果契約栽培できるダイコンやバレイショあるいは政府買い入れされる小麦を主力にしてきたこと(価格が安定した作物の導入)
(2)この3作物を基本にした輪作の確立や、小麦残稈のすきこみA深耕などにより上づくりをしっかり行なってきたことや、生産技術を高める工夫をしてきたこと
(3)運営計画を毎年度たて、それに基づき構成員3人がそれぞれ責任をもってやり遂げてきたこと
(4)3人とも協調性をもちながら、若き日に描いた夢へ突き進む強靭な意志があったこと
(5)機械力と補助労働力を合理的に組み合わせることに配慮してきたこと


【さらなる大規模・多角化へ】

 これまで、農地は借り入れを基本とし、所有地は71haに過ぎなかった。農地取得は投資が大きすぎ、リスクがあると考えたためである。しかし、今年、農場の拠点である深浦町から約60km離れた弘前市の岩木山麓に約200haの農地を取得した。これは、農場の体力がついたこと、国の規模拡大への支援が強化されたこと、団地化されており大型機械利用の超省力技術が生かせること、それに新たな事業展開が可能となること、などを考えて決断したものである。

 機械施設も合わせてこの5年間で7億円ほどの大型投資となるプロジェクトである。当面は小麦などを主体にして現状延長の営農を行なうが、その先には、製品加工や観光農業を視野に入れている。

 農場本場がある深浦町は津軽国定公園に位置し、白神山地や海岸の景勝地がある。その景勝にほれ込み、私は昨年「大根庵耕心塾」と名付けたログハウスを建てたほどである。一方、今年農地取得した場所は、津軽の霊峰岩木山を臨む雄大な景観がある。すぐ近くにはゴルフ場やスキー場もある。そして、ここから深浦町までは日本海の素晴らしい眺望を楽しめるドライブが可能である。こうした立地条件をフルに生かして単なる原料生産の農場から、一次産業としてのモノづくり、二次産業としての製品加工、三次産業としての消費者との交流も含めた観光と、いわば産業の多角化、立体化を図っていこうとするのが、農場の目指すこれからの方向だ。

 経営とは時代の流れを見通しながら自由性をもって常に変えていくものだと、私はみている。農業経営も、自己責任のもとに自由があっていいし、夢があっていい。この農地取得を機会に500haの大規模営農に新たな夢を懸けたいのである。

 農場には、8人の若者が常時雇用されているが、我々の意気込みを受け止め、この3月にはその中から4人が新たに農場構成員となった。これで規模拡大に伴う管理体制の強化と、将来の農場継承をにらんだ体制固めができた。

 とかく、農業は若者に敬遠される時代ではあるが、次の世代へ希望を灯すためにも、この雄大なる新たな農場づくりに向けて、我々はこれからも挑み続ける。

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