ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

特集

伸びるぞ!府県の畑作野菜経営
なぜ今、府県の畑作野菜経営に注目するのか

請負型畑作経営者がリードする畑作野菜産地
請負人は高収益への案内人でなければだめだ


石川治男
〒307 茨城県結城市上山川1622
TEL.0296(35)0149
昭和22年茨城県生まれ。農協の機械専職を経て農業と農作業請負業を営み、大規模経営の高品質ゴボウ生産者としても有名。農業機械に対する知識はもとより、土壌肥料や作物栽培の専門的知識を持つだけでなく経営者ならではの実践的な知恵が関係農家や企業との関係を深いものにさせている

 私は、6~7haのゴボウ栽培を中心とした経営をしています。請負は、ゴボウの関係で空掘り・収穫がそれぞれ15ha程度。その他、頼まれてさまざまな請負作業をやっています。ゴボウの臣事を本格的に請け負っていた頃には、1日何十人というアルバイトを使って、掘り取りや空掘りをそれぞれ60haくらいやっていました。しかし、現在は自分で作るのが中心になっています。自分自身で経営的に栽培をしてきた作物としては、ゴボウ、漬物用ダイコン、ハクサイ、バレイショ、ニンジンなど。どれも面積は4、5haから十数に詣です。

 畑は家の回りから県外や他町村まで、100ha以上先にいくこともあります。その判断の目安は、良い畑(土質と地形)であることと作る(作業を請け負う)作物しだいです。ハクサイは収穫当日の出荷だから遠出はできない。ゴボウは1日の消化面積は少なくても付加価値が付くから遠出できる。バレイショは単価が安くとも上日たくさん処理できるから遠出できるという具合にです。

 本誌から、自作地や小さな農家との協力で加工用ニンジンや加工用のバレイショについて、自分で作る分以外に請負型の機械化畑作経営の形を創ってみないかというお誘いを受け、カゴメ㈱の方々と加工野菜の契約栽培を一つの経営実験として取り組むことになりました。また、合わせてすでに体験のあるバレイショについても同じ手法で取り組もうと思っています。

 以下、自分白身の体験と計画をもとに、私の考える府県での畑作野菜経営、あるいはその請負について、そしてそのために企業に対して望むことなどを含めて書いてみます。


【バレイショは北海道栽培体系に】

 私が現在やっているゴボウ栽培も、典型的な畑作野菜だともいえますが、もっと一般的なバレイショの話題で話してみましょう。

 私が以前にバレイショを作ったのは、基幹作物としてのゴボウの土壌改良作物として輪作に組むことが目的でした。バレイショはカリをよく吸ってくれる。また、ニンジンについてもゴボウの後なら無肥料でもできる。ゴボウとの相性が良いのです。新たな作物を導入するのはやはり現在の基幹作物との相性を考えるべきでしょう。

 さて、バレイショについてですが、最初の年は4ha栽培して以前から取り引きのあるスーパーヘの専門出荷業者に出しました。本当は加工用として出すのが狙いだったのですが、集荷が順番待ちということで作業の都合が付かなかったからです。あとで述べますが、実は、この出荷・工場荷受が府県の畑作振興の問題なのです。

 5~6tの収量だとして、出荷業者だと反当40万円くらいにはなるのですが、私は、あえて反当30万円程度(?)の加工用に出荷する方が経営的には得策だと考えています。

関連記事

powered by weblio