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【北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信】
誰が農場の上空を飛んで良いって、言ったんだよっ!
- 西南農場 代表取締役 宮井能雅
- 第51回 2012年07月13日
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あるメディアはコマーシャルを流さず、集金活動に法的な正当性を主張し、受信料金の支払いをしない一般ピープルに訴訟を起こす権利を認められた放送会社、早い話NHKは全国津々浦々に放送網や取材支局を持っている。北海道経済の中心である札幌にNHKがあるのは理解できても、車で1時間ほど東の空知経済の中心である人口9万人の岩見沢にも、その拠点があることには正直、驚いた。
NHKが多くのメディアと同じく、国民に真実を伝える使命に燃え、正しくバイオについて道民に教授しなければならないと勘違いし、農場にアポなしでやって来る非常識度は一般社会で受けいれられると思っているのだから、癖が悪いと言う表現を超越しているのかもしれない。そしてその対応にも堪忍袋の緒が切れる状況になったのだが……。
今すぐ引き返せ!
大豆の収穫の準備に忙しい10月3日、近所に住む白川敏文さんから電話があり「農場の上でヘリが飛んでいるよ」と連絡が入った。その時は倉庫の中にいて、どこの空撮だろうと、いぶかる自分に触発されて重い腰を持ち上げ、澄みきった北海道の空を覗いてみた。
地上にいる時の空を見るいつもの目線で上空を見ると何も見えないが、ヘリコプター独特のローターが回っている音がする。ふと目線を下げて見ると、高さ500フィート(150m)位に確かにヘリコプターが一機、ホバリング(空中で留まる状態)していたのだ。なんでこんなところでホバリングをしているのか理解できなかったが、ヘリコプターのメインローターの下には“オールニッポンヘリコプター”そうです、あのNHKが契約しているヘリコプター会社のマークがはっきりと見えたのです。
勝手に宮井様の頭上を飛ぶとは不届き千万、ここがアフガン上空であれば行なわれているであろう、携帯型地対空ミサイル・スティンガー、いやまて、その発展型である東芝製で自衛隊が運用している91式携帯地対空誘導弾を用いて、ヘリコプターのエンジンから発せられる熱源を感知して、一発ぶちかます衝動に駆られてしまった。
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宮井能雅 ミヤイヨシマサ
西南農場
代表取締役
1958年3月、北海道長沼町生まれ。現在、同地で水田110haに麦50ha、大豆60haを作付けする。大学を1カ月で中退後、農業を継ぐ。子供時代から米国の農業に憧れ、後年、オーストラリアや米国での農業体験を通して、その思いをさらに強めていく。機械施設のほとんどは、米国のジョンディア代理店から直接購入。また、遺伝子組み換え大豆の栽培を自ら明かしたことで、反対派の批判の対象になっている。年商約1億円。
北海道長沼発ヒール宮井の憎まれ口通信
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