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【世界の農業機械・資材トレンド】
堆肥ガスに用心(米国)、ほか
- 編集部
- 第52回 2012年07月13日
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米国 堆肥ガスに用心
ペンシルバニア州ヨークのヨークフェアグランドではキーストーン・ファームショーが毎年開催されている。今年はその場で、ペンシルバニア州立大学の農業関連の安全専門家であるデニス・マーフィー博士が講演し、堆肥を貯蔵する閉鎖スペースで作業を行なう際の注意を喚起した。
8年間におよぶ研究後に設定された基準は、2010年10月の米国農業工学会(ASABE)にて「リスク回避のための堆肥貯蔵場所の換気」というテーマで初めて発表された。マーフィー博士によれば、基準を策定した目的は「閉ざされた堆肥貯蔵場所に入る際に、陽圧状態や強制的な換気要件を明確にすることで、窒息、被毒、爆発といった危険を事前に回避することだ」という。博士は予防策をいくつか紹介している。その1つは貯蔵場所に入る前から中に入っている間、ガス検知機器を持ち歩くことだ。さらに、作業は他の作業員と組になって行ない、相方の同僚に安全性を監視してもらうよう勧めている。
「閉ざされた堆肥貯蔵場所に足を踏み入れてからでは、対処できない場合が多い。堆肥から発生するガスは無色なうえ、臭いがないこともある。それでは農場で発生する他の臭いにかき消されてしまうので、我々の臭覚と視覚は役に立たない」とマーフィー博士は話す。
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