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独断注目商品REVIEW

日本生まれのイタリア野菜 スティック状のフィノッキオ

日本の食卓にもズッキーニをはじめとするイタリア野菜が日ごろから登場し、食べ方についても広く知られるようになってきた。国内での作付け面積も増えている。なかでも、トキタ種苗は本誌でも紹介してきたようにイタリア野菜の「グストイタリア」シリーズを発表し、力を入れている。

野菜種子 スティッキオ

 3年前に始まった同シリーズからは、これまで気候や栽培条件が違うという理由で、日本では作れなかったイタリア野菜が日本で作れる品種が登場した。家庭菜園や直売所向けに17種、大規模営利栽培向けに6種と豊富だ。イタリア本国にも負けない味のものが完成し、徐々に作付け面積が増えている。


新しい野菜として日本の食卓へ

 さて、今回注目するのは、6月に同シリーズに加わった「ステッィキオ」。これまで発表してきた品種とはコンセプトが異なる。なぜなら、この野菜はイタリアには存在しない。イタリア野菜のフィノッキオというこぶし大の大きさの野菜を日本人が食べやすいスティック形状にして、一口で食べられる新しい野菜と登場したのである。食欲をそそるさわやかな香りで、癖がなくセロリなどより食べやすい。

 ところで、読者の皆様はそもそもフィノッキオというイタリア野菜をご存知だろうか。丸く大きく膨らむ茎の下部を食べるセリ科の野菜である。イタリア人はザクッと切ってそのまま食べたり、スープの具材にしたり、オーブンに入れてグリルにして食べる。とはいえ、日本人にとってはまだ馴染みが薄く、どう調理したらいいのか分からないという声が聞こえてくる。

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