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新・農業経営者ルポ

お天道様とお客様 ビジネスとしての有機農業


 「農場は仕入れは少ないけど人件費が大きくなる。それなら、それぞれの部門でこれくらいの荒利を出したいと目標を立て、毎月検証する。畑では人件費40%、仕入原価はこれだけで荒利はこれだけ出す。サービス部門では食材と人件費で60%、維持費などの固定費で20%、それで20%の利益を出すことを目標にする。

 その上で肝心なことは、レストランで働く人と農場で働く人のメンタリティーも違う。そんな人たちに、農場もレストランも、誰であろうとお客様へのサービス業者なのだという理念を共有させる。美味しい野菜をお客様に食べていただいて、喜んでいただく。農場でもそれを意識して畑で野菜を作るようにするのです」

 自給自足の時代、人々はきっと今よりも天の恵みに感謝し、風土に戻し続けることを躾られてきたはずだ。お客様への感謝を忘れた商売人の商売が続く訳もない。

 お天道様とお客様なのであり、それは同じ感謝に基づきそこに戻し続けることに気付くことこそが、農業・農村ビジネスの成功の鍵なのである。(文中敬称略)

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