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耕すということ

野菜作の改革

写真1 ハイダンプリアバケット
元々、ハウス間の雪を運びさることに開発されたものだが、野菜作にはなくてはならない作業機になっている。春には、肥料や苗の運搬、防除時期には薬剤や水タンクで水をも運ぶ。秋には野菜の運び出しである。高さを任意に変えることができるのでトラックへの積み出しが容易である

写真2 トラクタマウント4条移植機
北欧で開発された移植機を北海道風に組立て直したものである。大苗を移植する際、鎮圧輪が葉を踏まないように特殊な工夫をして、鎮圧もまた十分行われるようになっている。前部には施肥機が装備されており。施肥と同時移植である。

写真3 ポールスタンド
支柱を必要とする作物には、支柱を運ぶことも重労働であった。本機は支柱の運搬はもちろんのこと。前部のナイフで土中に深く切れ目を入れ、支柱立てを容易にしている。後部の写真は鎮圧を兼ねる。支柱がじらつくようなことはない

写真4 マルチフイルムスクローラ
スイートコーンなどは50日経過すれば、マルチの必要はない。中耕、除草の関係もあり、生育中にマルチ削ぎをしなければならないこともあるが、これが重労働である。本機は生育中であろうとも作物を傷めることもなく、能率的にマルチを削いて巻き取ることができる

写真5 自走式ゴムクローラコンベヤキャリア
野菜は品質を揃えるためには、生育ステージ別に間引き収穫することが多い。人出で識別して収穫するのはよいとしても、運搬を合理化しないことには大面積を捌けない。運搬専用のコンベヤキャリアの出番である。作業者は収穫に専念するだけでなく、収穫物の運搬作業が伴わないので楽である。その分高精度作業に集中できる

写真6 改良ディガタイプ・ニンジンハーベスタ
野菜作では大きいばかりが有能とは限らない。ニンジンなどの収穫の場合、掘り上げて商品にできるものだけをピックアップしてコンテナに納める方法がある。作業者は座乗して作業できるので非常に楽である。重量野菜の収穫も苦にならない。屑や茎葉は後方に棄てられて圃場に還元される

写真7 小型バックホー(長いも収穫)
バックホーは土木機械で農業機械ではないと言う。この定義はおかしい。農業に使われるからには農業機械である。バックホーで畦間を採掘すると長いもの収穫は極めて容易である。傷を付けずに楽に高能率収穫が可能となる。バックホーによる採掘は一種の混深耕であり、土層、土壌改良にも威力を発揮していることになる。

写真8 ごほうハーベスタ
抜き上げられたゴボウが横送りコンベヤ上に並ぶ。コンベヤの末端で束になったものを伴走するコンテナに移すことで収穫完了である。ゴボウをショベルで浮上させながら。同時に抜き上げることは省力的であるばかりでなく、ゴボウを傷めないことに効果的である 。

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