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特集

今から始める大麻栽培 無毒大麻を産業に活かす


 現在、栃木県が全国の9割近くを占める他に国内産地はほとんどない。群馬県東吾妻町の岩島地区では「岩島麻保存会」が年間30~35kgを生産する。長野県は現在では麻は栽培されておらず、2003年に麻の栽培復活を求めて美麻村で産業用大麻特区を申請したが最終的に認められなかった。最近では2008年に北海道北見市で10aの大麻栽培が始まった。


麻農家七代目大森氏に聞く 大麻を栽培するには

―種まき(3月下旬~4月上旬)
畝間18cmで畝をつくり、条播し、上から土をかぶせる。

【大森さんの栽培メモ】
●無毒大麻とちぎしろの誕生
 昔、栃木県では「白木」「赤木」「青木」という在来種があり、高品質の「白木」が多く作られた。しかし幻覚成分がわずかに含まれ盗難が問題となった。

 そこで、九州大学薬学部西岡五夫教授が発見した、幻覚成分をほとんど含まない佐賀県在来種の無毒品種を使って、栃木県農業試験場の高島大典氏が1974年から新品種育成試験を始めた。在来種の無毒品種は精麻の品質が悪いため、これを「白木」と交配し、82年に種苗登録を行い「とちぎしろ」と命名した。

 とちぎしろは、「白木」と無毒の在来種の良い性質を兼ね備えているが、劣性遺伝のため、在来種と自然交雑すると無毒でなくなってしまう。




―ふとがき(5月上旬)
草丈30cmに成長した頃、畝間を道具でかく。麻に適度な水分を与えると同時に水はけを良くする。



―間引き(5月下旬~6月初旬)
麻は2m超に成長。丈の低い麻や虫に食われた麻を間引く。



―種まき(6月下旬)
種とり用の種をまく。1haの栽培用に10aの圃場で種とり用の麻を育てる。

●意外と肥料がいる麻の栽培
 麻の栽培に農薬は使用していないが、肥料は必要。肥料をやらないと30cmにしか伸びない。特に窒素が多く要る。昔は麻問屋が千葉や茨城に漁網用の精麻を持っていき、帰りに魚カスを持ち帰ってきた。




―刈取り(7月中旬)
2.5mに成長した麻を改良バインダーで刈取り、草刈り払い機と包丁で葉を落とし、束ねて丈を揃える。

【大森さんの栽培メモ】
●刈取りは1日5a
 暑い時期は無理せず、朝5時から午前中刈取りし、午後は他の作業をする。昔は手で刈っていたが今はバインダーで1日5aくらい刈る。もっと多くできるが、乾燥させる場所が限られているため。




―湯かけ(7月中旬)
刈取りの午後、麻釜に2~3分麻を浸す。

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