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特集

今から始める大麻栽培 無毒大麻を産業に活かす





―乾燥(7月中旬)
ハウス内で麻を3~4日干す。



―間引き(7月中旬)
大きな雄株や株間の密な(15cm以下)株を抜く。

●種とり用は大きい株を間引く
 大きな株は雄の株。雄の株は6aの畑に5本もあれば十分種が取れるので、抜いてしまう。これに気付くまで長い間かかった。種とりする頃には雄株は枯れてしまう。同じ男として、何だかせつない。

●交雑の心配は無用
 幻覚成分のある毒性品種は葉の先の色が全然違う。例え混じっていてもすぐわかる。何十年栽培して、毒性品種が生えていたことは一度もない。




―間引き(8月上旬)
草丈30cmになった頃、株間1m間隔に間引きする。種を多くとるため、下の枝から葉を広げるように育てる。



―種収穫(10月)
中小の種を栽培用に使う。

●種とり用の種は県から入手
 収穫した種は、栽培用。種とり用の種は県から入手する原種を使う。




―床まわし
桶に水をためて麻の茎を漬けた後、引き上げてビニールなどをかぶせて発酵させ、表面を柔らかくする。精麻の強さが要求される場合はこの工程を行わない。



―麻はぎ
繊維と芯をわける。茎の根元を少し折り、裏も折って皮を一気に剥く。男性の仕事。芯はおがら(麻幹)と呼ばれ、建材や炭の原料となる。



―麻ひき
電動の皮ひき器で麻の繊維をひく。女性の仕事。昔は手で作業していたので大変だった。



―精麻の完成

【大森さんの栽培メモ】
●精麻作業は年間通じてできる
 乾燥させた麻は、冬の2カ月を除けば1年のうち長い間精麻の作業ができる、農家にとってはありがたい作物。

●麻づくりは神だのみ?
 麻の根は深さ15cm。そこから支根が伸びる。茎が柔らかい時に強風が吹くと倒れて精麻ができない場合もある。そのタイミングは、神だのみだ。

●連作は3年が限度
 3年以上連作すると発芽も悪くなるし収量や品質が落ちる。後作は蕎麦か小豆。どちらもとても美味しくできる。

●10aあたり収入は80万円!
 干し上がった麻は精麻15kgを1把として取引きされる。精麻は15kgあたり22万円で販売している。皮をはいだ残りのおがらは8kg1500円。10aあたり収入は80万円だから、この辺りでは高齢者の良い小遣いになって、皆75歳、80歳になっても栽培している。


麻の栽培、新旧産地の課題

■case1 北海道北見市 大規模栽培を阻む種子確保の壁

舟山秀太郎
建設会社(株)舟山組の代表取締役社長。1991年よりハーブ栽培事業を始め、97年に農業生産法人を設立。07年大麻栽培免許を取得後、08年から北見で大麻を試験栽培している。北海道唯一の栽培免許所有者。

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