ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

今年の市場相場を読む

初秋の売り込み野菜商材 その他バレイショ、ナガイモ、カボチャ、カブ

夏休みも終わり、9月にかけての時期は、業務用需要が戻ってくる半面、夏休みで疲弊した家庭の懐がなかなか消費に向かわない時期だ。また、残暑のいかんによっても、夏商材が引き続き売れるのか、秋の商材に目新しさを感じてもらえるのか、小売筋は判断に苦しむ時期でもある。しかし、季節の流れは確実に秋に向かっており、産地としても夏の果菜類から秋商材への移行を意識したいもの。具体的には、秋口に新物が出る品目や秋に食味の乗る品目などだが、まだ量販期ではないため、厳選して少量アイテムを作るなどの工夫も必要になる。それには流通、販売側との連携や情報交換が不可欠だ。

その他バレイショ 初秋のシーズンインで低迷打開を。品種のセット物アイテムも有効か

【概況】

東京市場で「その他バレイショ」に分類されるのは男爵薯とメークイン以外の品種で、その6割以上が九州産の春出しバレイショである。また、「その他」に分類される品種の25%以上が北海道産であり、8月で5割以上、9月以降は9割ものシェアを占める。つまり、初秋が「その他」のシーズンインになる。今年は、5月以降の入荷が特に多く、相場的には低迷基調で推移してきているだけに秋以降に期待される。

【背景】

近年、「その他」のなかではインカのめざめやキタアカリ、マチルダといったところが、スーパーなどの差別化商材であったり、ポテトサラダの材料や揚げ物などで、小売や外食での露出が増えるとともに、知名度も徐々に上がってきている。しかしその一方で、卸売市場の相場ではまだ差別的な価格が常時出てくるまでには至っていない。専門仲卸業者がこだわり商材を提供するため、産地と取引契約をして商品を確保する傾向が強いことによる。

【今後の対応】

初秋の「その他バイレショ」商材としては単品のロットもまだ多くない時期だけに希少品種を組み合わせて“お試しセット”や黄・紫・黒などの“3色セット”といった差別化アイテムも面白い。この場合、単独産地での対応というよりは仲卸業者などの納入業界のパッケージ機能や提案機能に依拠して商品化するのが効率的だ。まだ本格的に味が乗ってくる時期ではないため、産地も協働する“試食販売”などはもっと晩秋の企画にするべきだ。

関連記事

powered by weblio