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今年の市場相場を読む

初秋の売り込み野菜商材 その他バレイショ、ナガイモ、カボチャ、カブ



ナガイモ 秋掘り前の9月に入荷量増え安値も。中小産地でも地場対応で活路もあり

【概況】

東京市場におけるナガイモの入荷のピークは夏場である。オクラなどと並んでネバネバ系の食品であり、夏のスタミナ維持やあっさり食志向でトロロの需要が増えるからだ。しかしその一方で、9月の入荷も多い。秋掘り物の出回りを前に春物の在庫一掃的な出荷があり、相場は一時下がる。小売筋では単価が下がって量販のタイミングだとする認識もあり、新米の出回りにも合わせてメニュー提案がされることも多い。

【背景】

年間を通じて主産地・青森と次ぐ北海道産で9割近いシェアを持つ。したがって、販売のすう勢はこの二大産地の動向によって決まるが、産地は関東にも東北にもある。これらの“その他産地”は、数量がそろわないため、量販商材にはなり得ないが、小回りが利き、相場を見ながらの市場出荷というパターンが多いようだ。今年は、全般に入荷減の相場高で推移してきたことから、小規模産地も好調販売が続いているものの、こんな年ばかりではない。

【今後の対応】

初秋のタイミングでは新物ではなく春物の残荷であるのだが、ほとんどの消費者はその事実を知らない。店頭で提案されると「旬のもの?」という勘違いをする。品質には問題ないのだから、“お勧め商品”を購入しても消費者はだまされているわけではない。特に中小産地は東京市場にわざわざ出荷するのではなく、地場の小売店に品ぞろえしてもらう努力をしてほしいもの。地場コーナーなどに並べれば立派な旬の地産地消商品である。

カボチャ 9月にかけて最も食味の良い時期に。問われる収穫適期とキュアリング

【概況】

東京市場のカボチャの入荷ピークは輸入物が主体の春と北海道産がメインとなる秋の年2回ある。8月下旬から本格化する北海道産は10月まで独壇場となる。11月には北海道産の残荷とトンガ産の入荷で、それ以降、春まではメキシコ産とニュージーランド産がマーケットを支配するため、いわゆる国産の旬は9月だといってもいい。また、日本は1年を通じて完熟の国産種が出回るけうな国だ。

【背景】

9月のカボチャがいちばん美味しいといわれるのは8月に収穫されたカボチャが2~3週間のキュアリングを経て供給されるからだ。収穫したてはデンプン質が多いため、ホクホク感が強すぎるが、適度な貯蔵を経ると糖化作用によってやや粘質度が増すとともに、ホクホク感にややねっとり感が加わり、絶好の食味になるといわれる。貯蔵が長いとねっとり感が強くなることから、美味しいと感じる人が少なくなり、水っぽいという人も出てくる。

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